建設が終盤に差し掛かったJR広島駅新駅ビルについて、初めてのテナントの情報です。
株式会社広島ホームテレビ、株式会社ミナサカ、株式会社広島ベンチャーキャピタルの3社が共同で設立した株式会社DoTs(ドッツ)は、
新しい駅ビルの西棟3階に設ける予定の店舗の概要を明らかにしました。
瀬戸内地域の魅力的な人・モノ・コトを繋げ、世界に発信することをテーマに、
飲食事業、物販事業、自治体や企業のプロモーションの3事業を駅ビルで展開します。
国内外の多くの人が行き交うこととなる新駅ビル「minamoa」で、
地域の共創拠点・地域コミュニティの中心機能となることを目指すとのことです。
新しい駅ビルは2025年春の開業を予定します。
【公式】:株式会社DoTS(ドッツ)
イメージパース (上記資料『株式会社DoTS 事業概要リリース』(https://dots4bw.co.jp/img/news/news_20240717_summary_dots.pdf)より) |
概要をまとめると以下のとおりです。
■出店場所
- 新駅ビル「minamoa」西棟3階(約300平方メートル)
■事業内容
- 飲食事業
- ミシュランシェフ監修のダイニング形式レストラン運営
- 地元食材を使用した料理の提供
- 中国地方・瀬戸内エリアの特産品や酒類の提供
- テイクアウトメニュー(ジェラート、サンドイッチなど)の販売
- 各地域の特産食材を使ったメニュー開発
- 物販事業
- 「瀬戸内を知り、もっと好きになる」をコンセプトとしたオリジナル商品の販売
- 各地域の特産品の販売
- クリエイティブ機能を活用したパッケージデザインやリブランディング
- 期間限定のポップアップストア展開
- プロモーション事業
- 自治体や企業の社会課題解決を目指すデザイン思考のプロジェクト
- クリエイター、コミュニティマネージャー、メディア関係者の常駐
- 多様な領域、地域、年代の人々のネットワーク構築
- リアルイベントの開催
- オープンイノベーションセミナーやワークショップの実施
- 店舗内からのメディア配信
新駅ビル「minamoa」のテナントとしては、初めて公表された情報になりますね。
大きな拠点駅にはその都道府県や地域をPRするスペースが設けられることが多いですが、
広島では駅ビル「minamoa」に出店する「DoTs」がその役割を担う事になりそうです。
まだイメージの段階のリリースで、具体的な内容はもうしばらく経ってから明らかにされると思います。
「共創」をテーマに活躍する企画コンサル、ベンチャーを支援する投資ファンド、そして広島の情報発信を担うメディアの化学反応に期待したいです。
ビル内のオープンスペースの活用や用途や場面をミックスした情報発信など、事業者として新しいことにチャレンジしてほしいですし、広島の若者がチャレンジできる場となってほしいですね。
P.S.
岡山駅前の「イオンモール岡山」は、都心商業機能のバランスの話は置いておいて、
イベント・チャレンジ空間の提供、観光客の受け入れ、情報発信など
”駅ビル”に相応しい機能が揃った優れた巨大施設だったと思います。