JR広島駅南口再整備 2025.12(Vol.108)<駅ビル編> ペデストリアンデッキの上屋があらわに!

2025年3月24日に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業したのに続き、広島駅から稲荷町電停の間を短絡する路面電車「駅前大橋ルート」と新しい広島駅のりばが、2025年8月3日に開業しました。

広島駅南口は、広島市とJR西日本、広島電鉄の3者が一体となり再整備が進められてきました。
駅ビルオープンと駅前大橋ルートの開業で大きな節目を迎えしたが、事業としてはまだ続いていきます。

地上のバスのりばやマイカー乗降場の再整備、周辺施設までのペデストリアンデッキや大屋根の整備などがこれから2029年春頃にかけて段階的に行われていく予定です。

 

前回の状況です。

2025年3月24日に広島駅の新しい駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業したのに続き、広島駅から稲荷町電停の間を短絡する路面電車「駅前大橋ルート」と新しい広島駅のりばが、20

 

 

事業概要と今後の整備

【広島市】: 広島駅南口広場の再整備等

ミナモア開業後も変わる広島駅南口 今後の整備内容とスケジュールまとめ

 

エールエールA館へ伸びるデッキ 上屋が姿を現す

全景です。

新しい駅ビル「ミナモア」の開業は今年の広島の大きなトピックの一つになりました。

 

その心臓部となるアトリウム空間(エキ×デンスクエア)から。

この空間から、南口の商業ビルに繋がるペデストリアンデッキを整備中です。

 

先行するのは路面電車の高架橋より西側、エールエールA館に接続するAデッキです。

 

 

駅ビルから駅前広場・県道を越えエールエールA館に至る橋桁は10月に架設されました。
路面電車の高架橋との間に空間が残されていますが、ここも最終的には人工地盤で埋められにぎわいスペースとなる予定です。

 

県道城北通りをまたぐ部分について、先月確認していた上屋の設置工事がかなり進行しています。

 

 

柱は白に塗装され、日除け雨除けとなる膜素材の屋根も取り付けられました。
一気に雰囲気が変わりますね。
こうして歩行者通路としての見た目も整ってくると、エールエールA館がこれまでより遥かに近く感じます。

 

Aブロック接続デッキイメージ
(広島駅南口開発㈱(https://yaleyale.jp/archives/magazines/magazine-vol1)より)

 

1階に降り、暫定共用されているバスのりば付近から見てみました。

 

足元では、新しいバスのりばに合わせ既存の地下広場を拡張する工事が進められています。

 

1階のバスのりばにアクセスするためのエレベーターや通路を設けるための拡張を行っています。

これがなかなか規模が大きくてダイナミック。
既存の地下広場の躯体を切り取った跡がありますし、路面には歩行者用の点字ブロックがあらわになっているのも確認できます。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者が進めている、広島駅南口広場の再整備について、 9月3日、広島市は南口広場のレイアウト案を公開しました。 これにより、路面電車の高架化によ

 

 

今回はミナモアの屋上に上がってみました。

非常に密度の高い広島駅南口。

 

駅前交差点の状況です。

中央の路面電車専用橋を挟み、右(西側)にAデッキ、
左(東側)にBデッキを整備します。(後述)

 

上から見下ろすAデッキ。

 

エールエールA館の前から振り返りました。

階段の上屋も構築中です。

 

通路部分。

 

支柱の上部についている器具は何をするためのものなんでしょうか。

 

エールエールA館の接続口の下部から。

この切り欠かれた部分にエレベーターも設置される予定です。

 

 

猿猴川河川緑地へのデッキも完成近づく

エールエールA館南側へ向かっていきます。

広島市は広島駅から猿猴川方面への歩行者ネットワーク整備として、Aデッキから繋がったエールエールA館館内通路を整備しており、
そのまま南側の猿猴川の河川緑地に至るペデストリアンデッキも同時に整備が進んでいます。

 

エールエールA館の南側に周ってきました。

こちらも通路の上屋が姿を現してきました。

 

Aデッキと同様に明るさを保てるよう膜素材の屋根が用いられています。

 

 

上屋の形状は、Aデッキの直線的な形状とは対象的に、アーチ状になっています。

 

アーチの形状はエールエールA館の外観と調和させるためのデザインなのかもしれませんね。

 

デッキの終端部。

現在の路線バスの降車場付近にエスカレーターが設けられます。

路線バスの乗降場については、再整備中の南口に最終的には22バースの乗降スペースを設け、
駅前ロータリーに集約する方向性となっています。

 

河川緑地へのデッキの全体です。

 

南側で目の前は河川のため遮るものがなく、気持ちの良い場所です。
デッキレベルからの景色も良いでしょうね。

猿猴川に面した河川緑地は現在でも実験的にまちづくり団体などに場所を開放し、定期的にイベントが行われています。
街の玄関口である広島駅から最も近い場所で、広島の河川に触れられる場所です。
商業施設や宿泊施設も集積した場所なので、完成後に賑わう様子が楽しみです。

 

 

Bデッキ下部工の工事進行 橋脚を確認

続いて、路面電車高架橋の東側となるBデッキの状況です。

 

撮影しているビッグフロントひろしまとを結ぶデッキです。
路面電車高架橋の隣に、2本の円筒状の構造物が確認できます。

 

ミナモアから。

 

 

橋脚ですかね。
Aデッキや路面電車橋は鋼製の橋脚でしたが、これはRC?
地質の状況や周辺環境に合わせて変えているのでしょうか。

 

EKI CITY HIROSHIMAの前から。

電車橋越しに、Aデッキの上屋が確認できるようになりました。
Bデッキは電車橋の手前を横切るようにかけられる予定です。

 

 

旧新幹線屋上駐車場スロープが解体 駐車場経路変更?

最後に、北口のホテルグランヴィア広島の横、かつての新幹線屋上駐車場へのスロープ跡地に移動してきました。

 

スロープ棟はすでに解体されており、地中埋設物の撤去などが行われていましたが、
その工事も一段落したようです。

アスファルト舗装がなされ、手前には自動車の進入路のようにも見える縁石が敷設されています。
新たに出来た「JR広島駅北口駐車場」には、駅西高架橋の側道に設けられた出入口から
画像の中央に見えているスペースから新幹線高架橋を横断して駐車場に入るような経路になっています。

駅施設の利用者の増加により、駅西高架橋北詰交差点の処理能力不足に伴う混雑が課題となっています。
かつてのスロープ棟と同様に、二葉通りからの出入りに戻す予定があるのでしょうか。

今後の変化も注目しておきたいです。

今回は以上です。

 

▼今後のスケジュール

2025年3月 ・広島駅新駅ビル開業
・広島JPビルディング接続デッキ、Cブロック接続デッキ供用開始
2025年8月 ・路面電車駅前大橋ルート営業運転開始
2026年春 ・路面電車循環ルート営業運転開始
・Aブロック接続デッキ供用開始
2028年春 ・2階にぎわい広場供用開始
2029年春 ・南口交通広場(バスエリア・マイカーエリア)の供用開始
(利用可能なエリアから順次オープン)
・Bブロック接続デッキ供用開始

 

(広島市『広島駅南口広場の再整備等 事業概要』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/doro-kotsu-kasen/1021408/1005978/1016970.html)より加工して使用)

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