日本郵政不動産は、広島駅南口に隣接する「広島東郵便局」を再開発する「広島駅南口計画(仮称)」の概要を明らかにしました。
再開発ビルは、オフィスや店舗、駐車場を備える地上20階建て・延約4万5,000平方メートルと大規模なもので、
今年秋頃から解体を始め、2022年秋ごろの開業を目指します。
JRの新しい駅ビルの建て替えと同時進行で、広島駅南口がまた大きく変わります!
【広島テレビ】:広島東郵便局 建て替えへ
日本郵政不動産の公式リリースです。
【日本郵政不動産】:広島駅南口における開発計画について(PDF,363KB)
対象地は、広島東郵便局跡地。
現在は平面駐車場となっている北側いっぱいまでビルが建てられるようです。
【広島駅南口計画(仮称)】
高さ不明、地上20階
用途:事務所、店舗、自走式駐車場
延床面積:44,800平方メートル
基準階面積:約1,500平方メートル
開業予定:2022年秋頃
また広島テレビのニュースによると、次のことも分かりました。
- 解体着手:2019年秋
- 工事中の郵便窓口は福屋広島駅前店(エールエールA館)の7階に仮の窓口を設置
- ビル完成後は再び現在の位置に戻る予定
現在の広島東郵便局。
さあさあ!
いよいよ広島駅南口のもう一つのビッグプロジェクトが明らかにされました!
昨年、日本郵政不動産のトップが話していたとおり、規模は20階建てでオフィス主体の開発となるようです。
オフィスで20階なので、高さは100m届くか届かないか程度になると思われます!
当時は”2023年度の完成を目指す”と述べていたので、そのときに比べると大幅に前倒しされています。
改めて広島駅周辺の今後のスケジュールを組み直してみました。
広島駅ビルは、JRにより上記のスケジュールで建て替えられることが決まっています。
【JR西日本】:広島駅ビルの建替え計画
一足先に、郵便局建て替えのオフィスビルが完成することになりますが、全て完成すれば20階建て・およそ100mのツインタワーが南口東側に姿を表すことになります。
これ本当に広島の計画でしょうか…(笑)
イメージ図を見ると、1~2階は一般に開かれた店舗になるようですね。
福屋7階に仮移転する郵便局もここに戻るでしょう。
以前の報道では、カフェやクリニック等も検討しているようでしたので、それらもここに入ると思われます。
その上の壁面緑化された3層は自走式駐車場のように見えます。
広島ビジネスタワーにイメージが近いかもしれません。
それより上は、小細工なしのまるごとオフィスフロアになりそうですね。
ビル全体の延床面積は約4万4,800平方メートル!
広島ビジネスタワー(約2万8,000平方メートル)や、スタートラム広島(2万6,000平方メートル)に比べても大きく、
広島銀行が単独で使用する新本店ビル(約4万8,000平方メートル)にも迫ります。
テナントオフィスビルとしては広島最大規模となるようです。
広島市のオフィス空室率は、2%台と極めて低くオフィス供給不足の状況が続いています。
少し計画が早まったのでありがたいですね。
郵政グループとしては、大都市において、これまで「日本郵政」本体が、デベロッパーと組んで「JPタワー」(東京)や「JPタワー名古屋」など大規模な不動産開発を行ってきました。
そのような中、不動産開発を今後の収益の柱として全国の郵便局の有効活用を図るべく昨年設立されたのが、「日本郵政不動産株式会社」であり、
広島はその第一号案件として事業が進められるようです。
そうしたこともあり郵政グループとしても失敗は許されないプロジェクトであり、
稼ぐ”本気度”は並々ならぬものがあることが予想されます。
日本郵政の柱となる不動産プロジェクト、かつ広島のオフィス不足を補う存在となる、「広島駅南口計画(仮称)」非常に楽しみです。
2019年秋にも解体工事に着手し、
2022年秋頃開業する予定です。