大竹市とJR西日本は、自由通路の整備と駅舎の橋上化を行う「JR大竹駅」の駅舎のデザインを公表しました。
大竹駅は広島県内で最も西に位置する駅かつ、大竹市の玄関口です。
1日あたり6,000人以上の乗降がある駅ながら、
駅舎のバリアフリー化が行われておらず、国道2号のある西側には駅舎が設けられていないなど利便性は低い状態にありました。
大竹市は2020年度にも整備工事に着手し、2022年度末の自由通路の供用開始を予定しています。
また、合わせて既存の西口広場のリニューアルと東口広場の新設も計画されており、
こちらは2023年度末の供用開始を目指します。
大竹駅自由通路・橋上駅舎イメージ
【大竹市】:大竹駅周辺整備事業について
【JR西日本】:大竹駅自由通路・橋上駅舎のデザインについて
【大竹駅自由通路】
- 幅員4.0メートル、延長約127メートルの歩行者専用道路
- エレベーター2基(東口・西口広場側に各1基)
- 公衆トイレ1カ所(多機能トイレ含む)
【大竹駅橋上駅舎】
- エレベーター2基(各ホーム1基)
- 自動改札(3通路)
- 券売機(2台)
【駅舎コンセプト】
(1)地域拠点として市民アンケートによるコンセプトの絞り込みと、使いたくなり、活気が生まれるように駅舎からの見晴らしも楽しめる機能デザイン
(2)明るく快適な空間づくりに自然換気・自然採光を採用した環境デザイン
(3)駅舎外観は落ち着いた色合いとし、「和紙でできたこいのぼり」をイメージしたデザイン
※注釈:駅舎のデザインについては、大竹のイメージについて実施された大竹市のアンケートで、特に回答の多かった「大竹和紙」「こいのぼり」という市民の意見が反映されています。(JR西日本HPより)
東西駅前広場の再整備も予定
南北自由通路の整備だけではなく、既存の西口広場はロータリーの再整備や人々の交流広場を整備。
駅の東側にも駅前広場を整備することで、東西の回遊性の向上と、ロータリー整備による交通利便性向上を図ります。
現在手持ちの大竹駅の写真がないので、大竹駅周辺の航空写真です。
少し前に大竹市で仕事をしたことがありますが、現状では東口がないため、
ぐるっと地下道を回り道しなければならず不便な状態でした。
大竹市としても玄関口となる駅ですから、今回の自由通路整備と駅の橋上化は悲願だったでしょう。
近く、現地の状況を確認しに行ってきます。
(建設中のレポートをしっぱなしになっている大野浦駅も合わせて…)
可能な範囲のサイクルでこれから定期的なレポートもしてみたいです。
大竹駅自由通路は、2022年度末の供用開始、
大竹駅西口広場のリニューアルと東口広場の新設は2023年度末の供用開始予定です。