広島駅南口広場に隣接する旧広島東郵便局の建て替えプロジェクト。
日本郵政不動産による「広島駅南口計画(仮称)」として、オフィスの他、店舗・駐車場を備える地上19階建て・延約4万4,000平方メートルの大規模な再開発ビルを建設する。
ビルの名称は「広島JPビルディング」。
広島駅南口では同時に広島市・JR西日本・広島電鉄の3者による、駅ビルの建替えを含めた南口再整備も行われている。
日本郵政によるオフィスビルには、新しい駅ビルの2階から伸びるペデストリアンデッキが接続される予定である。
概要
【日本郵政】:広島駅南口における開発計画について
広島駅南口における開発計画について
日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 横山 邦男)は、広島駅南口に所有する広島東郵便局の敷地において、下記のとおり「広島駅南口計画(仮称)」としてビルを開発することを決定しました。
広島駅周辺は、近年、大きく発展し、今後とも更なる発展が期待されることから、当社としても周辺施設とともに街区の利便性とにぎわいを創出し、まちづくりに貢献していきます。
なお、本開発のプロジェクトマネジメントは、日本郵政不動産株式会社が実施します。
(上記資料より)
【日本郵政不動産】:「広島駅南口計画(仮称)」の建物名称の決定および計画概要について
(上記資料より)
名称 | HIROSHIMA JP BUILDING(広島JPビルディング) |
高さ ◆ | 約88.3m(最高高さ) ※建築計画のお知らせに掲示された当時の高さは90.83m |
階数 ◆ | 地上19階・塔屋2階 |
用途 ◆ | オフィス、店舗、駐輪場 |
フロア構成 ◆ | 1階:店舗、郵便局 2階:店舗、オフィスエントランス 3~5階:自走式駐車場 6階:テナント専用食堂・カフェテリア、事務所 7~19階:事務所 |
構造 ◆ | 鉄骨造 制震構造 |
敷地面積 ★ | 4,204.19平方メートル |
建築面積 ★ | 3,276.13平方メートル |
延床面積 ★ | 44,270平方メートル |
基準階面積 ◆ | 約1,530平方メートル |
総貸室面積 ◆ | 約21,360平方メートル(オフィス) |
着工 ★ | 2020年6月1日 |
竣工 ◆ | 2022年8月31日 |
開業 ◆ | 2022年9月 |
事業者 ◆ | 日本郵便株式会社 |
プロジェクトマネージャー ◆ | 日本郵政不動産株式会社 |
設計者 ◆ | 日本郵便株式会社一級建築士事務所 (実施設計・工事監理協力:株式会社久米設計) |
施工者 ◆ | 鹿島建設株式会社 |
施工費 ▲ | 約169億 |
★:現地看板、◆:公式HP
(最新の情報を採用)
▲:その他(2020年4月23日付 建設通信新聞より)
対象地
再開発に関する沿革
2018年7月、公式に建て替え計画を公表。
2019年9月、「広島東郵便局」がエールエールA館に移転し、現在地での営業を終了。
2020年6月、着工。
2020年9月、建て替えられる新しい広島駅ビルとの接続が公表。(ペデストリアンデッキ)
(現地看板より)
2022年3月、ビルの名称が「広島JPビルディング」であることが公表。