JR西日本は、駅のホームの安全性向上のため、管内の主要駅で可動式ホーム柵の設置を進めています。
広島駅では、発着列車の本数が多い11番のりば(博多方面)と14番のりば(東京方面)を対象に2020年初頭から設置工事が始められており、
11番のりばのホーム柵は2020年12月1日から供用を開始しました。
JR西日本が管轄する駅では、新神戸駅、岡山駅に次ぐ設置となります。(新大阪はJR東海)
14番のりばについても11番のりばの供用開始後から工事が進められていましたが、
JR西日本のホームページで2021年7月6日に供用開始となることが明らかになりました。
前回の状況です。
事業の概要
【JR西日本】:新たに5駅10のりばにホーム柵を設置します
【JR西日本】:~駅のホームの安全性向上にむけて~広島駅14番のりば、新今宮駅1番のりばの可動式ホーム柵を使用開始します。(PDF形式 320キロバイト)
(上記公式資料より)
設置完了!稼働を待つ14番のりば
その14番のりばの状況です。
すでにユニットの設置はすべて完了しており、稼働を待つばかりの状態となっております。
早かったですね。
博多方。
稼働していないため、現在は列車がいないのに開いた状態になっています。気をつけましょう。
近くでこれらの装置も見つけました。
1枚目は可動式ホーム柵の開閉を示す知らせ灯、2枚目は扉付近をモニターするためのカメラです。
14番のりば(東京方面)の可動式ホーム柵は2021年7月6日から供用を開始する予定です。
未設置の12番、13番のりばの今後
少し前ですが、このようなものを見つけました。
ホーム中央に設置してある集中管理盤あたりです。
画像奥の14番のりばを監視できるようモニターが設置されているのですが、
その支持器具は13番のりば側にもモニターを設置できる構造となっています。
さらに分電盤の表示を見てみると、可動式ホーム柵は設置されていないはずの13番のりば用の制御盤もすでに存在していることがわかります。
(現在工事が完了したのは、博多方面の11番のりばと、東京方面の14番のりばのみ。)
時期は未定なのでしょうが、将来的には未設置の12番のりば、13番のりばにも設置できるよう準備工事がなされているようです。
11・12番のりばのホーム上にも同様のモニター設置器具がありました。
制御盤は見つけられず。
発着本数は比較的少ないというだけで、1時間に数本は止まりるので安全確保はホームの両側に設置されてこそです。
ということで新幹線ホームへの設置ももちろんですが、
日常的な利用者が多くそこまで広くない在来線ホームについても早期に設置をお願いしたいところです。
莫大な費用がかかるので、すぐにとは言いませんが、
アフターコロナで、2025年春の新駅ビル竣工の前後あたりには何らかの動きがあるといいなと思います。