JR広島駅南口再整備 2023.03(Vol.58)<新駅ビル編>

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。
従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、2020年3月に閉館しました。
建て替えられる新ビルは地上20階建てで、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになる予定です。

また、路面電車が現在の猿猴橋町を経由するルートから駅前大橋線を経由するルートに変更されるとともに、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることで、JRとの乗り換えの利便性が向上するなど
賑わい創出と都心同士(紙屋町・八丁堀地区)のアクセス性向上に大きく貢献する存在になります。
2025年春の開業を目指します。

 

前回の状況です。

ご無沙汰しております。ネタが渋滞してきております。 広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、広島駅南口広場の再整備を進めています。 従来の駅ビル「ASSE」は建て替えのため、

 

この記事の画像は2023年3月に撮影した画像です。
本業に追われ3月分の更新ができずにいました。記録として説明は最小限で画像だけでも残しておきます。
またすぐ4月分の記録に行きます。

 

 

事業の概要

【建設中】JR広島駅南口ビル新築他工事(広島駅南口広場の再整備)

 

【中央工区】路面電車の高架駅舎部分の構築開始

駅ビルの中央部分で、路面電車の高架駅舎となる構造の構築が始まりました。

 

 

 

 

西側工区と比べると、建築物から一気に土木構造物に変わる様子が非常に興味深いです。
駅部は鋼製の梁を連ねた橋桁構造になります。

 

間近から見た様子です。

 

 

 

路面電車の現駅舎の真横に巨大な橋桁が登場。とてつもない”異物感”です。
以外と桁高は低いです。

 

近くの仮囲いから見えた、新駅ビル西側工区の1階部分。

構造が全く違うのがおわかりいただけると思います。
1階は交通広場として、西側ではバスターミナル、東側ではマイカー・タクシーを内包する形となります。

 

路面電車が伸びていく駅前通り。

 

 

駅部の構築に伴い、通路は再び変更されています。

 

 

 

【西側工区】

地上20階「ホテルヴィスキオ広島」が入る西側です。

 

 

 

撮影した時点で最上階間近。
現在はこのホテル部分も上棟したようです。

 

JPビルディングから。

 

 

西側工区の正面。エールエールA館の前です。

 

秦駅ビルとエールエールA館を結ぶペデストリアンデッキ建設のため、
角にあったエレベーターが撤去されました。

 

 

【地下】在来線地下道南口改札が使用再開

3月18日より、工事のため2020年9月に閉鎖されていた在来線地下道南口改札が、
リニューアルを受け再び供用を開始しました。

 

 

地下広場から改札に至る通路は新駅ビル内部にあたります。360度全てが一新されたものです。
当然ながら通路に面する店舗などはまだシャッターが降りた状態。設備等が整いオープンするのはまだまだ先になると思われます。

 

改札口。

 

 

 

 

すべてのレーンがICカード専用改札です。

 

地下改札の供用に伴い、2階中央口の改札レーンは数レーン減少しました。

もともと、地下改札の閉鎖に伴う混雑対策として増設されたものでした。
増設により、一つの改札口で15レーンという日本でも有数の規模となっていたのですが、
これで元の姿に戻ってしまいましたね。

 

延約13万平方メートル。路面電車「駅前大橋線」のターミナルと一体となった新広島駅ビルは2025年春の開業予定です。

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