広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める
「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が、2024年10月に着工しました。
2027年度から2029年度にかけ段階的に竣工させる予定です。
本事業は、アットパーク基町駐車場(旧市営基町駐車場)、朝日会館跡地、中国電力基町ビルを一体的に再開発するもので、
オフィスや広島商工会議所、高層階にラグジュアリーホテルが入居する約160mの高層棟のほか、発電所棟、駐輪場棟が整備されます。
前回の状況です。
事業の概要
【公式】:「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業
【広島市】:基町相生通地区市街地再開発事業 – 市街地再開発事業
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(広島市『基町相生通地区市街地再開発事業』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/shigaichi-saikaihatu/288144.html)より)
高層棟は現在94m!まもなく大台の100mに
広島パルコから、全景です。
公式サイトの情報では9月始めの段階で高さは約94.1m、地上20階の床まで到達したとのこと。
9月末現在、一部飛び出た高さの箇所がありますが、あの辺りはついに100mの大台を超えているのではないかと思います。
【公式】:工事の進捗状況について
西側となる紙屋町交差点を起点に、相生通りから近づきます。
2次元画像では半減しますが、高さが積み増され相当な存在感を放っています。
全面ガラスのアルミカーテンウォールの範囲もかなり増えましたね。
南東側から。
窓ガラスに青空が映えます。
ここから見えている範囲の最高部が高さ約90m。そろそろ標準レンズでは収まらなくなりそうです。
設置が進むカーテンウォールをよく見ると、階数を知らせる張り紙がありました。
あそこが8階ということで上まで数えてみると、確かに20階の床レベルまで到達していました。
オフィスフロアは19階までで、20~31階はホテルになるので、これより上は躯体の断面形状が変化します。
次回以降はその違いにも注目です。
広島商工会議所をはじめとする公共施設が入る低層部。
相生通り側に迫る部分は最終的には敷地いっぱいまで横に広がった構造になる予定です。
広島商工会議所は4階と5階に入ります。
低層部(6階)の屋根部は屋上広場として開放される予定で、落下防止策の支柱となる鉄骨も確認することができました。
北側から。
手前の県庁東館(高さ約70m)と並んでも高さを感じられます。
西に離れ、ひろしま美術館前から。
広島スタジアムパーク及び、エディオンピースウイング広島から。
9月7日、ルヴァンカップ湘南ベルマーレ戦を観戦した際に撮影しました。
完成すれば平成の広島のランドマーク「基町クレド(リーガロイヤルホテル広島)」と、
令和の新たなランドマークの美しいコラボレーションが見られそうです。
高さ約160mのオフィス・ホテル複合の高層棟を含む「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」は、
高層棟と変電所棟は2027年度の完成予定、
市営駐輪場棟は2029年度の完成予定です。