広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める
「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が、2024年10月に着工しました。
2027年度から2029年度にかけ段階的に竣工させる予定です。
本事業は、アットパーク基町駐車場(旧市営基町駐車場)、朝日会館跡地、中国電力基町ビルを一体的に再開発するもので、
オフィスや広島商工会議所、高層階にラグジュアリーホテルが入居する約160mの高層棟のほか、発電所棟、駐輪場棟が整備されます。
前回の状況です。
目次
事業の概要
【公式】:「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業
【広島市】:基町相生通地区市街地再開発事業 – 市街地再開発事業
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
(広島市『基町相生通地区市街地再開発事業』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/shigaichi-saikaihatu/288144.html)より)
『スタートラム広島』超す高さ 80~90mあたりを構築中
NTTクレド「パセーラ」から。
2基のタワークレーンで非常にスピーディーに鉄骨建方が進みます。
公式の工事進捗状況によると、7月末の時点で15階の床、高さにして約71.2mまで到達しているとのこと。
撮影した8月中旬は、隣接する「スタートラム広島」(約80m)を超えているようにも見えました。
【公式】:工事の進捗状況について
県庁の敷地付近から。
東西方向、南北方向にビルが林立します。
相生通りから。
馴染み深い紙屋町付近からの長めが、一番ボリュームを実感できる気がします。
これでもまだ半分の高さですから、完成した時の景観は非常に楽しみですね。
早くも高層棟の全面ガラスの取り付けが始まる
スタートラム広島の向かい側から。
セットバックした高層部分に、早くもビルのファサードとなる全面ガラスのアルミカーテンウォールの取り付けが始まりました!
商工会議所の上、オフィス階の一番下辺りでしょうか。
スタートラム広島などが隣接する東側。
至近距離から見上げる高層棟は、既に圧倒される高さです。
全面ガラス張りの外観が仕上がれば、街区の雰囲気も一変すると思われます。
![]() ![]() |
![]() ![]() |
市道の上空に積み上がる駆体
本再開発事業では立体道路制度を活用し、公道(市道)の上空も建築範囲として用いられます。
6階は構造変更階となっており、道路用に確保したスパンからオフィスビルに適した柱スパンに切り替える柱のダイナミックな構造が見て取れます。
地上から。
向こうに抜けられるのに、頭上には巨大な鉄骨が積み上がっている不思議な光景です。
水道局の空地越しに望む高層棟。
スケール感がおかしくなるほどの巨大壁になっています。
繰り返しますが、まだ半分の高さ。
2025年中の竣工予定 変電所棟
高層棟の北側では、中国電力ネットワークによる新しい変電所棟が建設中。
既に計画の5階まで到達しています。
西側に隣接している旧変電所棟から機能を移管する予定です。
公式インタビューによると、建物の更新は以前から検討しており、適地を長らく選定していたところへの再開発計画だったようです。
【「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業公式サイト】:中国電力ネットワーク 変電所担当インタビュー
変電所棟イメージパース
(「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業公式サイト(https://kamihachi-hajimaru.com/interview/824)より)
(「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業公式サイト『事業概要』(https://kamihachi-hajimaru.com/outline)より)
相生通りNo.1 新たな都心の風景に
広島パルコから。
東側のスタートラム広島よりも高くなっているなっているのが確認できます。
既に”相生通りで一番高い建造物”となっている可能性が高いですね。
八丁堀の路地からふと見上げた様子。
既に広島都心部の新しい風景になりつつありますね。
高さ約160mのオフィス・ホテル複合の高層棟を含む「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」は、
高層棟と変電所棟は2027年度の完成予定、
市営駐輪場棟は2029年度の完成予定です。