西風新都の計画人口見直し。アストラム延伸は6月にも取りまとめ

週の初め辺りから風邪をこじらせまして、しばらくダウンしておりました。申し訳ありません。
インフルエンザも流行ってますから皆様も気をつけてくださいね。。
 
 
22日のニュースです。
広島市は安佐南区と佐伯区にまたがる”西風新都”の計画人口を当初の8万人から、6万7000人に修正する案をまとめました。
平成24年9月末現在での西風新都の人口は 51,389人 で、より実現可能なものになったと言えます。
【中国新聞】:西風新都、人口目標見直し (以下転載)

 広島市は21日、市北西部の大規模開発エリア「ひろしま西風新都」(安佐南・佐伯区、4570ヘクタール)の新たな開発計画の素案をまとめた。低迷する景気や民間の開発動向を踏まえ、エリア内の人口の目標を2030年に6万7千人と見直したほか、防災機能の強化などを盛り込んだ。
 
 素案では新計画の期間を30年までとし、目指す人口を6万7千人とした。人口は12年11月現在、約5万1600人にとどまる。これまでは「20年度に6万人、21世紀中頃に8万人」。新たな目標は開発見通しを基に現実的な数字をはじいた。ただ「21世紀中頃に8万人」との長期目標は変えず、新計画にも明記する。
 
 東日本大震災を踏まえた防災機能の強化も柱の一つ。市役所本庁舎などが被災した場合の代替拠点機能を、市立大に隣接する市土地開発公社の所有地(約7・6ヘクタール)に整備することや、消防出張所の新設などを検討する。
 
 アストラムラインの西風新都線延伸計画で、市は広島電鉄(中区)が大型ショッピングセンターを核にした複合団地を造成しているエリア南端の石内東地区を横断する新ルートを検討している。素案では、13年度の早い時期に延伸事業の見通しをまとめ、その方向性に沿った取り組みを進めるとした。
 
 2回目となる開発計画の見直しは、松井一実市長が11年9月に表明していた。ことし3月に市民意見を募集、6月に計画を決める。
 
 1989年に事業着手した当初の計画では21世紀初頭に人口10万人の都市形成を目標にしたが、バブル経済崩壊後の長引く不況を受け、08年に目標人口を下方修正するなどした。

目標に追いつかないだけで人口はゆるやかに伸びています。
目標が独り歩きして無駄に道路整備や山を削るのではなくて、現実的に考えて必要なところへお金を使ってほしいですね。
 
 
今日の本題はここからです。
上の中国新聞の記事にもある通り、
広島市はアストラムの西風新都線について広電が造成する石内東地区を通る新たなルートの検討をしています。
別のソースでは、この新たな西風新都開発計画が定まるのと同じ6月に、延伸計画の見通しについてもまとめられるようです。
【若林新三 WEBSITE】:アストラム延伸計画、6月にとりまとめ
 
松井市長に対して、広島駅周辺の再開発や広島高速に対する姿勢は大いに評価していますが、
この部分だけは本当に大反対ですよ。
広島電鉄とイオンという特定企業のためにアクセス線を通すよう検討しているようにしか見えません。
開通後の収益を考えると団地とイオンモールの出店は経営的にはありがたいのかもしれませんが、
そもそもなぜそれらに頼ってまで西風新都線を造りたいのか。全くわかりません。
 
以前も書きましたが、
西風新都線だけ造っても西広島から紙屋町へは20分以上かかる路面電車でのノロノロ移動です。
それに免許センターやそれぞれの団地に既に細かく路線バスが走っています。
(連節バスの導入も検討中)
「セントラルシティこころ」や「A.CITYアベニュー花の季台」は広域公園前駅からは徒歩圏外。
収益は見込めないと思います。
 
私は以前から採算面で不透明な西風新都線ではなく、本通りで止まっているのを南側へ掘り進めましょうと主張しています。
まずは広島市役所のあたりまで、途中から高架で最終的には西宇品地区(エディオンやニトリがあるあたり)まで出来ればいいですね。
2015年には白島新駅も開業するので、JRで新駅から乗り換えれば一気に市の中心/南部まで下ることができるようになります。
同じお金を使うのであればこういう費用対効果が高いところにつぎ込むべきではないでしょうか。
優先順位と費用対効果を考えてみてと、市長に申し上げたいです。
 
それでも造るというのなら、全額とは言いませんが広島電鉄やイオンに建設費出させるべきでは無いでしょうか?


 

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