昨年7月から12月末まで広島電鉄が募集していたアンケート「広島電鉄サービス向上計画」の集計結果が、ホームページ上で公開されました。
【広島電鉄】:「広島電鉄 サービス向上計画」 アンケート集約結果について
結果はPDFとして見ることができます。(集計結果)
当ブログでも年末になってからでしたが、こちらの記事で紹介していたものです。
JR西、”高架”条件で駅ビル建て替えを検討!
その頃は越智秀信前社長が、駅前大橋線の地下乗り入れを強く主張されていた頃でした。
そのためもあってか電車部門の”路線の再編”の欄では駅前通り線の意見が101件と圧倒的に多い数字となっていますね。
このアンケート結果が今年1月の社長解任劇に少なからず繋がったのかもしれないと思うと、
絶妙なタイミングでのアンケートだったのかなと思いますね。
その後は御存知の通り、広島電鉄、広島市、JRの3社の足並みが揃い高架案が望ましいという結果になりました。
高架案イメージパース
路線の再編についてもう一つ注目したいのが平和大通り線への関心の高さですね。
私も駅前大橋線とともに平和大通り線についても要望をしておきました。
西広島を出て西観音町~土橋に至るまでの路線の改善は必須です。
具体的には西観音町から平和大通りを直進し、緑大橋を渡り大通りの小網町交差点で現在の江波線と接続するルートになりますが、
実現には老朽化と強度不足を抱える緑大橋の架け替えが必須であり、広島市がやる気にならないとなかなか動き出さない案件でもあります。
個人的には駅前大橋線が実現すればすぐにでもとりかかるべきだと思いますね。
現在のルートは道幅が非常に狭く運行速度が制限される他、小さすぎる電停は不運な事故も招きかねません。
小網町に至っては車道に色を塗っただけで「電停」と呼んでいるい状態ですからね…。
路線全体で速達化を図るために広島市はもっと検討していただきたいですね。
ちょうど土橋が話に出てきたので、先に触れておきます。(4)の駅・電停の整備の欄によると、
平成25年度は土橋電停の改良工事を行うということが分かりました。
土橋は宮島線、江波線、横川線など多数の路線が乗り入れる乗換駅の一つです。
狭い電停にはいつも電車を待つ人であふれていますから、ようやく改善されるのは嬉しいですね。
そしてもう一つ、(2)の超低床車両の導入については、
昨年度導入したものと同じ車両(1000形)を今年度は3編成新たに導入するようです。
広島電鉄1000形車両(撮影は土橋電停)
今年の2月に運行を開始した1000形ピッコロ/ピッコラは、
これまで導入されてきたものより短い3連接で白島線、江波線、横川線などを毎日運行しています。
今年度3編成新たに導入し、低床車の比率がさらに高まりそうで楽しみですね。
まだ運行されていない6号線などへの導入についても期待しておきたいです。
画像の1000形は全く予想外のワインレッドで登場し驚かされたものですが、
電車開業100周年記念事業の一つだったそうなので、次は従来の“グリーンムーバー色”に変更されるのかもしれませんね。。
個人的にはこの深みのある赤紫が最高にかっこいい!と思ってたので少し複雑です。
広島電鉄の方々、もし迷っているなら是非市内線だけでも採用していただきたいのですがね…(笑)
電車部門について一通りまとめるとこのような感じです。
広電と広島市民は今後も切っても切れない関係であると思いますので、改善すべき所は改善しながらより重宝される存在を目指してほしいものですね。