今月7日に無事竣工式を迎えた、南区京橋町の京橋町地区市街地再開発事業。
京橋町再開発『フロンテージ広島』が竣工
竣工後のビルの姿を見に現地へ行ってきました。
再開発ビルの「フロンテージ広島」は民間の介護・保育施設や高齢者向けの賃貸住宅や市営住宅に、分譲マンションが加わった地上21階建ての高層複合住宅です。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:フロンテージ広島(京橋町地区市街地再開発事業)
前回現地の更新をしたのは昨年の11月でした。
京橋町地区市街地再開発 2013.11(Vol.11) 完成近づく
まずは広島駅南口のエールエールA館屋上から全体を見てみます。
完成によってビルの集積具合が一気に増したように感じます。
画像右手には先日アパホテルの建設計画が明らかになった旧イズミ本社ビルがあります。
改めて、ここに中高層ビルが建ってしまうと、中心部の密集するビル群が見えなくなってしまうんですね…。
さて、地上に降りて駅前大橋から近づいていきます。
このビルは台形の敷地に合わせて真四角ではない形をしていますから、スラっと綺麗に見えます。
南西側から。
ビルの手前には公開空地として緑化された空間があります。
このビルは地震時地下の積層ゴムやダンパーによってビルごと揺れを吸収する、免震構造を採用しています。
階段が地面と接地していないのがお分かりいただけるでしょうか。
このような案内も壁に貼られていました。
若草町のザ・広島タワーではビルの下部は全周囲段差が付けられ、完全に切り離されているのが分かるような状態でした。
こちらは一見そうは見えませんね。
ブロックの下が斜めに切ってあって、地震時はこれが持ち上がるような感じになるのかな…?
こちらは南側。
2階までは介護施設や児童保育施設が入っています。
こちらは2011年の解体前の様子。
変わりましたね。
この京橋会館の記憶を残す銘板が広場の脇に建てられていました。
すぐ近くにはこの様は張り紙も。
京橋会館も一つの時代を象徴する建物で、新ビルの竣工のニュースはメディアでもよく取り上げられていました。
新ビルも世代を越えた人々が住まう場です。これからの時代の象徴になるのかもしれませんね。
最後にフロンテージ広島とは道路を挟んだ北側の旧イズミ本社ビルの南面の様子。
フェンスが設けられ立入禁止になっていました。
今月報じられた内容によれば旧社屋は今年3月中旬にも解体に入り、8月頃のホテル着工を予定しているとのこと。
アパグループ、元イズミ本社跡地に大規模ホテル建設へ
非常に早いスケジュールです。来月にも解体が始まるようですから、またチェックしに来たいと思います。