JR廿日市駅とその周辺で、大きな”まちづくり”が進んでいます。
それらを見ておきたかったので、久しぶりに廿日市に行ってきました。もちろん当ブログとしても久々の廿日市です。
これから数回にわたって紹介していきます。
まずはそれぞれの計画を確認しておきます。廿日市市議会議員の広畑氏のブログから。
【広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR廿日市駅周辺整備計画イメージ(PDF, 約2MB)
JR廿日市駅周辺計画図(上記PDF資料より)
広島県廿日市市の玄関口であるJR廿日市駅を中心に、広い範囲で一体的な整備が行われています。
今回は「廿日市駅南地区整備事業」と書かれている辺りとなります、
宮島線の広電廿日市駅の様子を中心に紹介します。
広電廿日市は2013年8月にロータリーが整備されるなどして大規模改良されました。
最初はこの角度からの画像を。
詳しい方ならビビッとすぐにお分かりかと思います。
現在は駐輪スペースとなりましたが、一昨年まで旧駅舎がこの場所にありました。
駅舎は宮島線の直通前、普通の鉄道車両が走っていた頃から建っていた木造のもので、
解体前はニュースでも取り上げられていました。別れを惜しむファンも多かったようですね。
画像左奥にそのまま進めばJR廿日市駅にたどり着きますが、これは次回取り上げます。
国道2号線からここに至るまでの道路は、青果店や居酒屋などが多く並ぶ昔ながらの商店街となっています。
ただ車1台がやっとというくらいの細い道で、廿日市駅への交通アクセスは改善が求められていました。
現在広島県が「廿日市駅通線」を東側に整備中です。この後と次回の記事でも少し紹介します。
では、先ほどの旧木造駅舎のあった場所から東へ進んでいきます。
広電廿日市駅はリニューアルによって東側へ数十メートル移動しました。
こちらがまだ真新しい、広電廿日市駅です。
左奥が旧駅舎跡です。
ここは南口になりますが、小さめながらコミュニティバスが入ることのできるロータリーも整備されました。
新しい駅舎は、木材港のある廿日市市らしく「木」をふんだんに使った美しい仕上がりになっています。驚きました。
このバス停と電車の乗り場は同一平面で整備されており、下り線とバスの乗り換えはバリアフリーで行うことができます。
一つ先の「廿日市市役所前(平良)」と全く同じ構造ですね。
あちらには市役所やホール、商業施設までが綺麗に整備されていますので華やかさでは劣りますが…。
下りの宮島口方面のホームです。
乗り場のすぐ左隣には待合室まで完備されています。
(正面が待合室、左側は公衆トイレ)
この待合室の内装にまた驚かされました。
壁も床も天井も全て木材!これは杉ですかね?
なかなか見られない贅沢さです。空調が無く結構な蒸し暑さだったのが一つ残念でしたが…(^_^;)
こちらは上りの広島駅方面のホーム。
こちら側はシンプルな造りです。下りホームとは西側にずれて向き合っています。
下りホームの東側には比較的高規格の踏切が設置されています。
この踏切も”移設”という形なのでしょうね。
実はこの道路が先ほど触れた県整備の「廿日市駅通線」の一部です。
振り返るとこのように幅員の広い道路が続きます。
国道2号線の廿日市港北交差点に接続します。
踏切を渡ります。自動車はまだ通行止めのこの踏切ですが歩行者は通行することができます。
そのため電車が来るとこのように遮断機が降りてきちんと作動します。
この踏切から、宮島口行きのグリーンムーバーが入線した下りホームを。
以上、リニューアルされた広電廿日市の様子でした。
大きな商業施設や行政機関があるのは、宮島口方面の次の駅である「廿日市市役所前(平良)」の方ですが、こちらは純粋に地域の住民に重宝される駅になりそうです。
特に、次回更新するJR廿日市駅では南北自由通路の整備が予定されている他、北側で大規模な区画整理が行われています。
近い将来利便性が大きく向上するエリアになるでしょう。