広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、広場機能の再配置を行う工事が行われています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
前回の様子です。
広島駅北口広場改良工事 2014.08(Vol.11) 駅舎増築部の基礎など
ペデストリアンデッキの建設が始まっている西側では、何かが白いシートに覆われています。
ホテルグランヴィア方面への仮通路から覗きました。
場所打ち杭を掘削する際に使用する安定液のプラントのようです。
こちらは南口への地下自由通路の入口です。
前回予告されていた通り、向かって左側にあった階段が閉鎖されてスロープのみのりように切り替わっていました。
そして柵で見えづらいですが階段すぐ横の歩道部分に、デッキの柱を支える場所打ち杭の掘削が行われています。
分かりにくいので上から見てみました。
上の画像は今月いっぱいで閉店になると情報を頂いている、マクドナルド新幹線口店から撮りました。
下の画像はいつもの屋上駐車場へのエレベーター棟から撮影しています。
ちなみにこのエレベーター棟も来年4月以降に始まる東西ペデ東側及び中央ペデの建設工事で解体されます。
新しいエレベーターは広場の一番西側のホテルグランヴィアのすぐ隣へ建設されるそうです。
この下の画像の中央に写っている杭打機と地下通路階段の間へ、場所打ち杭の掘削が行われました。
来年の2月末までは階段は利用できませんが、この近さを見ると階段の利用停止もやむを得ませんね。
閉鎖部分の手前にはアースドリル工法による基礎杭掘削のため地表部分に設けられる表層ケーシングも確認できます。
東西ペデ西側とホテルグランヴィアの目の前を通る西側ペデは、今年度末の完了を目指しこれから本格的な建設工事が進みます。(画像)
新幹線口駅ビルに近いところでは、増築工事の基礎も姿を現してきました。
こちらは工場で生産した杭を打ち込む既製コンクリート杭(PHC杭)です。
建物が既製杭で歩行者デッキが経の大きい場所打ち杭とは、建築と土木の考え方の違いが見られて興味深いです。
この日は3連休中ということもあって、暫定的に狭くなっている歩道ではかなり多くの人で入り乱れていました。
現場の方々も大変でしょうが、引き続き安全確保と丁寧な誘導をお願いしたいです。
新幹線口広場では詳細が明らかにされていない新幹線口増築部分を除き、
2015年度末にペデストリアンデッキが完成、2016年度末に広場内機能の再配置が完了します。
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