広島市の平成26年度9月の定例会へ、広島駅新幹線口広場の再整備を行う契約締結の承認を求める議案が提案されました。
整備費用は19億6239万円で、約1万3000平方メートルの新幹線口広場のレイアウトを変更します。
工期は契約成立の日から2016年度末(2017年3月31日)までとなりました。
【若林新三 WEBSITE】:新幹線口広場の整備費、19億6239万円を提案
(上記若林氏ウェブサイトより)
広島駅新幹線口では、新幹線口ビルの増築工事とペデストリアンデッキの建設が現在行われています。
広島駅北口ペデストリアンデッキの詳細など 2016年3月完成!
新幹線口広場は現状のバス+マイカーとタクシーで分けられた配置から、
バス+タクシーとマイカーで分けられる配置になります。
基本的には以前から提案されていたものと同じです。
今頃指摘するのも遅いのかもしれませんが、複数の高速バスののりばを備えていながら待合室が見当たりません。
ペデストリアンデッキの下部や新幹線口ビル増築部などこの図では見えない部分に用意されているのでしょうか。
のりば自体もロータリーの縁に沿って拡散しており、あまり利用者には優しくない印象を受けてしまいます。
二葉の里地区5街区に建設される大和ハウスによる「複合棟」には長距離バスの乗降ステーションが設けられることになっていますが、
広島市としてはこちらをメインで使うことが考えられているのでしょうか。
デッキで自由通路と直結できるとはいえ、複合棟が建つ5街区の西側へは少し距離があります。利用者から不満が出るのではないかと少し心配です。
他の都市と広島の玄関口・都心部を繋ぐ紛れも無い“バスセンター”ですから、利用者が迷わず快適に利用できるものであってほしいですね。
多少の不安はありますが、公共交通と自家用車を分けるレイアウトや横断歩道の廃止には基本的に賛成です。
自由通路の開業や周辺の開発により、人も自動車も通行量が増加することが予想されます。
歩行者の安全と混雑の緩和を考えデッキが建設される部分は横断歩道を廃止するべきだと思います。
再整備の完了予定は2016年度末となるようです。
新幹線ビル増築及びペデストリアンデッキが完成する2015年度末と同じかと思っていましたが1年ほど遅れて完了になります。
スペースの問題からデッキの工事と同時に行える範囲が限られますから仕方ないですね。
17日から始まる9月定例会で当議案の審議が行われます。
この定例会では路面電車の広島駅高架乗り入れなどをまとめた駅南口広場の再整備に関わる設計費等を盛り込んだ補正予算案も提案される予定です。
土砂災害に対する復旧と対策に多額の予算が必要となりますが、
市は予算の大半を投じるのは2018年度の着工以後になる見通しを示し、計画通り実施していくことを明らかにしています。
(総事業費155億円。うち市の負担総額61億円。)
今年11月に広島駅の新しい跨線橋が開業します。
その後計画通り進めば
2016年3月に新幹線口ペデストリアンデッキが完成、
2017年3月に新幹線口広場内の再整備が完了、
2018年3月に広島駅自由通路が開業、
2018年度に橋上店舗が開業となります。