広島駅前Bブロックでは2016年6月の竣工を目指し、地上52階建てで分譲マンションや家電量販店等が入る西棟と、
商業施設や駐車場で構成される10階建ての東棟を建設する、大規模な再開発工事が行われています。
西棟は中四国・九州で最も高いビルになります。東棟の大部分は先行して2015年春頃から利用が開始されました。
【住友不動産】:シティタワー広島|52階建て最高層免震タワー
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発事業
前回の状況はです。
広島駅南口Bブロック再開発工事 2015.11(Vol.36) ビックカメラ
まずは広島駅ビル「ASSE」の6階から。
前回11月の更新で、この西棟北面の外観があらわになったことを中心にレポートしました。
足場の量が減って「ビックカメラ」のロゴが全て見えるようになっています。
西棟北西の角にはここに入るテナントの看板が取り付けられた外壁も見えるようになりました。
JRの改札を出てすぐ目に入る場所です。
一つ一つの大きさはそれほどでもありませんが、この時代に新しく建てられるビルにしてはちょっと目立ちすぎる印象です。。
例えば立体文字になったビル名のロゴマークがライトアップされるのだったらよかったのでしょうけど、
ここはそのビル名の愛称もあまりこの時代には似つかわしくない感じのもので・・・・(BIG FRONT, ビッグフロント)
北面では西棟と既に完成している東棟の間を繋ぐ部分の鉄骨工事がかなり進んでいます。
ここが整えば施設低層部の輪郭は完全な形になりますね。
こちらは西棟の西面低層部。
現在はこちらの面も足場が外されているようです。
低層部地下2階~地上3階に入るビックカメラ。エスカレーターが設置されています。
駅前大橋を渡り猿猴川の南側に移りました。
西棟の12階以上に入る「シティタワー広島」は、撮影時の目測で43階付近を構築中です。
ほぼアーバンビューグランドタワー(地上43階建て)に並んだと言えるでしょう。
Bブロック西棟は下層階に複合施設が入っているので、同じ階数ならば高さは既にこちらの方が上回っているかもしれません。
そして南面低層部では、完成予想図どおり、全面ガラス窓の外観が見えるようになってきました!
先ほどの北面とは全くイメージが違うのが改めて分かります。
駅前大橋南側から。
今回は少し離れた所から撮影してみます。中区内の2ヶ所に足を運びました。
まずは当記事のトップ画像の撮影地にも近い、平塚町の東広島橋付近から。
この距離でも大きさが分かります。
続いて、幟町の城南通りにかかる歩道橋から。
城南通りは西側の中広町付近からでもずっと一直線にBブロック西棟が見えますね。
最後にBブロックの南側にかかる猿猴橋の復元工事の様子を。
戦前の猿猴橋を飾った鷲のブロンズ像を載せる台座が確認できます。
猿猴橋西側では川底に溜まった土砂の浚渫工事が始まっていました。
護岸を再構築する工事も行われているようですね。完成時には緑地やウッドデッキが整備された人々の憩いの空間になる予定です。
【若林新三WEBSITE】:「美しい川づくり」将来ビジョン
Bブロック再開発工事に関して、完成時期に関するニュースが先日報じられました。
【中国新聞】:広島駅Bブロック完成ずれ込み
当初2016年6月の完成を目指していた工事は、地中から川の護岸に使われたとみられる大きな石が多数見つかったことや、近年の労働者不足を受け2016年8月にずれ込むそうです。
各店舗はそれから内装工事などを行うため、開業はそれ以降になるとのこと。
【Flickr】:2015/12 広島駅南口Bブロック再開発