基町相生通地区第一種市街地再開発事業 2025.04(Vol.8) 相生通り埋める鉄骨駆体

広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める
「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が、2024年10月に着工しました。
2027年度から2029年度にかけ段階的に竣工させる予定です。

本事業は、アットパーク基町駐車場(旧市営基町駐車場)、朝日会館跡地、中国電力基町ビルを一体的に再開発するもので、
オフィスや広島商工会議所、高層階にラグジュアリーホテルが入居する約160mの高層棟のほか、発電所棟、駐輪場棟が整備されます。

 

前回の状況です。

広島市中区の旧朝日会館跡地、旧市営基町駐車場一帯で進める 「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」が、2024年10月に着工しました。 2027年度から2029年度にかけ段階的

 

 

事業の概要

【公式】:「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業

【広島市】:基町相生通地区市街地再開発事業 – 市街地再開発事業

(広島市『基町相生通地区市街地再開発事業』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/shigaichi-saikaihatu/288144.html)より)

 

【事業中】基町相生通地区第一種市街地再開発事業

 

鉄骨工事進行!相生通りの景色が変わり始める

前回3月の更新では、2基のタワークレーンが設置され、本格的な鉄骨建方が始まったことをお伝えしました。
その後高層棟の工事はスピーディに進んでおり、相生通りに面する基壇部分の高さも増してきました。

 

早くも相生通りの景色が変わり始めています!
ぽっかり空いた空間を埋めるように、鉄骨が5~6階あたりまで伸びてきているのを確認しました。

 

南東側から見上げます。

 

 

 

(広島市『基町相生通地区市街地再開発事業』(https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/shigaichi-saikaihatu/288144.html)より)

敷地南東部分は低層部4階が上部を覆う3層吹き抜けの大きなピロティになります。
イメージパースでは北向きのエスカレーターも設けられる予定です。

 

南西側から。

東に隣接するオフィスビル「スタートラム広島」を大きく上回る規模の高層棟。
すでにその大きさが伺い知れます。

 

東側地上部から。

 

 

こちら側はホテルのエントランスや車寄せとなる予定。

 

代わりに、相生通りに面する南側は先ほど紹介したピロティ内のオープンスペースとなる予定です。

そして、このプロジェクトの大きな特徴の一つである、市道をまたぐ構造もこちら。
立体道路制度を活用し、市道の上空に高層ビルを新築する、広島市では初めての事例です。

 

 

空へ伸び始めた巨大な高層棟

もう一度、東側から。

 

基礎工事の段階ではまだいくらか開けていた空間が、一気に密度を増してきました。
そろそろ周辺のオフィスビルに高さを並べようかというレベルですが、その建築面積の大きさに圧倒されます。

 

こちらは高層棟の北側に建設される変電所棟。
この現場の奥に見える現在の変電所を建て替えるものです。

 

こちらも早くも形になってきました。

 

西側から振り返った画像です。

 

こちら側(特にファミマの前あたり)から見上げるのが一番大きさを感じます。

 

ここから見ると、市道に高層部分がかかっているのがよく分かると思います。

 

現状はまだ道路と建設現場という分けがはっきりしていますが、
完成すれば舗装や周囲のホテルエントランス、オープンスペースと合わせて一体的な空間となる見込みです。

 

 

高層棟タワークレーンの遠景

少し距離を取って本プロジェクトの建設地を確認してみます。
広島パルコから。

タワークレーンと、わずかにですが建物の駆体も確認できるようになってきました。
完成すれば、画像左に見えるNTTクレド基町(リーガロイヤルホテル広島)と同じ位の高さになる予定で、その姿はまさしく新たな広島の都心のランドマークです。

 

そのNTTクレドから。

 

現在リニューアル中の「新生パセーラ」から。
目と鼻の先の距離です。

 

最後は広島駅。
3月に開業したばかりの新しい駅ビル「ホテルグランヴィア広島サウスゲート」の19階から。

 

少し遠いですが、基町・紙屋町方面に目を凝らすと、タワークレーンが確認できます。
立ち上がれば良く目立ちそうですね。

高さ約160mのオフィス・ホテル複合の高層棟を含む「基町相生通地区第一種市街地再開発事業」は、
高層棟と変電所棟は2027年度の完成予定、
市営駐輪場棟は2029年度の完成予定です。

 

さて、再開発事業の公式サイトでは様々な情報が定期的に発信されています。
先日公開されていたタワークレーンに関する記事の中で、
”2026年春まで鉄骨建方工事が続きますので、”との文言を確認。

来年の春には完成の高さまで鉄骨が組み上がるのですね!
近年の高層ビル工事、やはり非常にスピーディです。

【「かみはちはじまる」基町相生通(もとまちあいおいどおり)地区第一種市街地再開発事業公式サイト】:タワークレーンが活躍中です!

 

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