広島駅南口Bブロック地区第一種市街地再開発事業は、都市計画決定から四半世紀以上経て、
2016年8月末に竣工しました。
高さ197.5m、地上52階の西棟「シティタワー広島」を核とし、
低層階にビックカメラ広島駅前店を始めとする複数の商業施設が入る複合再開発となっています。
【住友不動産】:シティタワー広島|52階建て最高層免震タワー
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発事業
商業施設の目玉であったビックカメラは、施設の竣工から先陣を切って9月14日にグランドオープンしました。
他の区画への商業施設も順次オープンしてきており、
新幹線口屋上駐車場から。
14~52階に入る分譲マンション「シティタワー広島」も、契約者の入居が始まりました。
広島駅側から。
西棟1階のビックカメラ以外のテナントはすべてオープンしました。
メガネの田中やもみじ銀行、チケットショップは再開発前から同じ場所に戻ってきました。
もみじ銀行の外観は特徴的ですね。
その他、広島駅改札内跨線橋コンコースで営業する立ち食いそばの驛麺家と
コンビニのセブンイレブンがオープンしています。
西棟と東棟に挟まれた2階に設けられた「デッキプラザ」へ。
東棟側のテナントスペースには、レンタカーのタイムズと、果物店が営業するフルーツカフェがオープンしていました。
この果物店、広島駅南口周辺にいくつも店舗お店がありますね。
ビックカメラの入口は相変わらず使用されていません。
人通りもまばら、と言うか全くありませんでした。
将来的にペデストリアンデッキで広島駅と直結すれば一気に変わると思われますが。
デッキプラザから見下ろす猿侯川護岸。
被爆70周年事業の一環として、この駅前大橋と猿猴橋に挟まれた護岸を賑わい空間に再整備する事業が進行中です。
しばらく来ていませんでしたが、形になりつつありますね。
ウッドデッキや芝生広場の整備が、来年3月末までに完了する予定です。
最後に、西棟の北面、ビックカメラ入口付近で撮影した画像を。
再開発前、猿猴橋町電停の近くにあった手押しの「井戸」です。
保管されていたのですね。まだまだ長いこと、広島駅の移ろいを見守ることになりそうです。
Bブロック「ビックフロント広島」は、他にも西棟4階の医療施設や
広島駅弁が手がける本格寿司店も今後オープンしていく予定となっています。