広島市は、広島駅北口に整備している歩行者専用橋(ペデストリアンデッキ)について、
再開発が進む「エキキタ」(二葉の里地区)方面に延伸を検討していることが分かりました。
中央のデッキからJR広島病院などがある3街区(北)方面、
グランヴィアそばの西側デッキからイズミ本社等がある2街区(西)方面、
そして整備中のデッキの端を東西に結ぶ区間が
今後検討されることになります。
【中国新聞】:広島駅北歩道橋の延伸検討
【市議会議員 若林新三WEB SITE】:ペデストリアンデッキの延伸など基本方針(案)まとまる
「広島駅周辺地区の歩行者ネットワーク計画」の基本方針(案)取り組みイメージ(若林氏WEBSITEより)
中央ペデも西側ペデは、明らかにまだ先に続いていきそうな終端でした。
再開発地区内の回遊性を考えると、ペデストリアンデッキの延伸は是非とも推進してほしいです。
北側のJR広島病院やHIPRAC(広島がん高精度放射線治療センター)までは、
「エキキタ」とは言え、歩くと少し距離があります。
バリアフリーの観点からもこの街区への延伸は大きな意味があります。
イズミ本社がある西側1・2街区方面についても、現状は距離がある上、大きな横断歩道を渡らなければならないため回遊性に難がある状態です。
同じ2街区への出店を決めている「イケア」に関しても、デッキの整備は早期開業の追い風になりますね。
少し気になるのは、イメージ図の中で1・2街区方面への歩行者ネットワークが、
5街区に達する終端部分ではなく、市道常盤橋若草線の南側(ホテルグランヴィア側)から伸びていっていることです。
普通に考えれば開発が始まっている二葉の里再開発地区側の市道北側を通すのが最適であると考えられますが、意図があってこうしているのでしょうか。
ネットワークの線が接するグランヴィアの西側は、2階建ての中国JRバス本社社屋に広い平面駐車場という土地。
絶好の立地にも関わらず、高度な土地利用がされているとは言えません。
広島市の「都市再生緊急整備地域」にも指定されており、今後再開発を促すという意味合いもある可能性があります。
ただ、現在再開発工事が始まっている二葉の里5街区の大和ハウスによる「複合棟」には、長距離バスのりばやオフィスが整備される予定となっており、
この建物へのデッキでの接続も必須ではないかと思われます。
またお知らせします。
現在整備中の中央ペデストリアンデッキ及びシェラトンホテル側に至る東側デッキについては、10月末までに共用を開始するようです。