広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側の改札内コンコース部分が2014年11月に先行して開業しています。
【JR西日本】:JR広島駅構内の新跨線橋(こせんきょう)の供用開始について
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅改良工事(広島橋上駅新築他工事)
前回の状況です。
広島橋上駅新築他工事 2015.10(Vol.58) 部分開業から1年!新駅舎さらに拡大
毎週土曜日の夕方4時54分から、RCC中国放送で放送されている「Eタウン」で、
28日に「生まれ変わる広島駅」として広島駅の一大改良工事が特集されました。
キャスターの方が建設中の人工地盤の上からリポートされているのが羨ましい限りでしたが、
ここで初めて耳にした情報がありました。
現在整備を進めている広島駅橋上駅舎ですが、線路上に建設される人工地盤の面積は約1万平方メートルを誇り、
JR西日本の駅の中では群を抜いて大きいそうです。
これは少し意外でしたね。しかしよく考えて見れば大阪駅は元々高架駅で2層の連絡と大きな屋根がかぶさる構造、京都駅はシンプルな橋上駅です。
いずれも駅ビルや周辺の建物が主な商業ゾーンであり、広島駅を上回る総面積を持っています。
豆知識ですね。
さて、その線路上空のフロア面積がJR西管内で最大の広島駅。建設の状況です。
前回5・6・7番線上空で西側に拡大した、そこにスラブデッキが設置されさらに広く暗くなりました。
新幹線口屋上駐車場から見下ろした画像がこちら。
お気づきでしょうか。
これまで最初に構築された東側(画像左側)にいたクレーンが、新たに構築されたフロアに移動しています。
東側の屋根部分の鉄骨建方も進みそうです。
旧跨線橋をどうするのか非常に気になるところですが、これに関して変化がありました。
とうとう旧跨線橋本体の一部が解体されました。
7・9番のりばから北口新幹線コンコースに繋がる部分です。
少なくともこの部分は新たに鉄骨が構築されます。
少し移動します。
南口に近い部分では屋根の構築が進みます。
将来の駅ビルの建て替えに備え、今回橋上駅舎が建設されるのは2・3番のりば上空までです。
完成時はもっと幅のある南北自由通路が駅ビルに繋がる光景が見えることでしょう。
ちなみにEタウンによると、現在の地下自由通路の一日の通行量1万5,000人に対し、
新自由通路は14万8,000人と約10倍に増えることを見込んでいるようです。
人の流れが変わるとはまさにこの事ですね。
こちらは4・5番のりば、旧跨線橋に近い地下階段付近の様子。
橋上駅舎の橋脚を施工する準備が進みます。
今回は以上です。
工事は2017年度の完了を予定します。
おまけ。
新型車両227系レッドウィング。
車両の「顔」だけでなくこうやって横から見る姿もカッコイイです。
12月12日からは運用変更によりまた一段と227系の運用が増えることになります。