広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、広場機能の再配置を行う工事が行われています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
新しい北口階段が供用開始となった、前回9月の状況です。
前回の取材後、北口ペデストリアンデッキは10月30日(日)に開通することが明らかになりました。
ペデストリアンデッキの完全開通前、最後の週末に取材に出かけましたので今回ご紹介します。
まずは貼り出されていた開通のお知らせを。
開通時刻は12時30分になる予定だそうです。
正午から開通の記念式典が行われると前回の記事のソースに書いてありましたね。
「E」の字型の起点となるペデストリアンデッキ中央部から。
仮囲いが緑の樹脂製のものに変わり、先の未踏区間がよく見えるようになりました。
中央デッキは他の箇所と異なり、橋桁の中央に上屋の支柱が設けられた幅員が少し広い仕様。
その支柱には上向きに間接照明用の器具が取り付けられています。早く渡ってみたい。。
案内板も見えるようになっていますが、地図ではなく航空写真を載せるとは…。
北口1階にもあったかと思いますが、工事期間中に暫定的に使っているものとばかり思っていました。
意外と2次元の地図より本物の街の写真の方が分かりやすいのでしょうか。
そして、まだ西側しか開通していない現状で、意外と最後の写真のように人を待っていたりゆっくり景色を眺めている人を見かけます。
中央の円形の部分はこれよりも広いスペースが確保されていますから、完成後は新たな待ち合わせスポットにもなりそうです。
この中央部から真っ直ぐ北に伸びる中央ペデストリアンデッキの先の様子を。
1枚目の手前の階段は、北口広場のレイアウト改良を前提とした作りになっており、現状では直接車道に降りていくような構造になっています。
10月30日以降も、北口広場が再配置されて整うまではしばらく利用はできないのではないかと思います。
一方、このデッキ開通により、この下を通っていた元の横断歩道は廃止されます。
ここは横断歩道を渡る歩行者と、光町方面からの右折車や広場を出て来るタクシーが交錯しいつも混雑していました。
安全面や円滑性においても改善されることになります。
終端部は広めの滞留空間あり、エスカレーターも完備でガラス張りの壁と、かなり豪華な仕様になりました。
これに見合うだけの、JR広島支社の再開発が将来行われれば良いのですが。。
ホテルグランヴィア側となる「西ペデ」の下部の様子を。
既に真新しい歩道が整っています。
1階の上屋も2階と同じように膜構造にしたことには、少し残念。
2階ほど明るさは取れないのだから、ガラスを使って明るさと開放感を取ってほしかったのが正直な所です。
反対の東側、シェラトンホテル側へのアプローチです。
構造的には既に完成しています。
かなり詰め込み気味になりますが、北口構内の変化も紹介しておきます。
最新の構内図です。これを見てもよく分からないと思います。(笑)
北口の1階は、これまで新幹線名店街などがある西側の改良(美装化)がメインでした。
それらの整備が一段落してきたので、その流れが一気にフィットネスクラブ等がある東側に移ろうとしています。
ここは9月24日の新階段供用開始まで、旧来の階段を降りた正面あたりだった場所になります。
「仮設みどりの窓口」のすぐ隣の通路が塞がれました。
以前ビジネスラウンジやフタバ図書などがあった場所です。
代わりに向こう側へのアクセスは、窓口よりひとつ広場(外)寄りの仮通路が開放されました。
今回の北口改良で増築された北口駅ビルの一部です。
この先は。
仮囲いがされて、この東側階段が使用できなくなっています!
新設されたトイレか、銀行のATM、フィットネスしか行けなくなりました。
毎度、凄いことをしますね…(笑)
中央階段から2階に上がってみます。
当然ながら降りられません。仮囲いだらけで本当に何もないですね。
旧階段の近くにあった待合スペースも、10月28日をもって使用停止となるようです。
1階・2階共に、この辺りはすべて自由通路に平行して設けられるものと一体となった店舗になる予定です。
これまでの通路から用途も変わるので、見えている物すべて新しくなるでしょう。
大きく期待しつつ、まずは今月末のペデストリアンデッキ開通を楽しみにしたいです。