広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、広場機能の再配置を行う工事が行われています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
2月10日、北口広場内ロータリーのレイアウトが一部変更され、使用が開始されました。
まずはこちら。
工事中のフェンスにこのようなお知らせが掲示されていました。
半世紀に一度の大工事ながら、広島駅の中にこのような工事のお知らせはあまり見かけないですよね。
“こんな工事を○○頃まで行います”という分かりやすい掲示をもう少し増やしてもいいのではないかと思います。
二葉通りに面する、北口広場の中央付近です。
レイアウト図の通りですが、この北側歩道にも沿うようにしてバスバースが設けられます。
そのための上屋の設置があっという間に進みました。
北歩道側ですでに供用開始しているのが、以前も取り上げた広島空港リムジンバスのりばです。
相変わらずバスの到着前はこのように多くの人が列をなしています。
大きな荷物を持ってこの狭い歩道で待たなければならないのは気の毒です。
二葉の里地区に建設中の大和ハウス工業による複合棟には長距離の発着場が設けられます。
最終的には何らかの形で対策されることを願いたいです。
バスロータリーの供用開始後、広い範囲で工事が行われている西側です。
写っている範囲はほとんどがタクシー乗り場とタクシープールになります。
街灯がすでに立っており、縁石も形になってきています。
ここで気がついたのがこちら。
今年1月ごろから始まった新幹線ホーム部を囲む外壁のリニューアルが終わっていました。
「JR広島駅」の仮駅名標がなくなり、塗装がし直されています。
ペデストリアンデッキができたおかげであまり目に触れない場所になったのですが、地味な形に収まりましたね。。
こちらは現在のタクシープールがある広場東側です。
完成時にはマイカー送迎スペース及び駐車場になるこの場所です。
駅ビル側では歩車道境界ブロックが姿を見せ始めました。
シェラトンホテルと並行していた既存のタクシー降車場の上屋が撤去されています。
二葉通り側に残されていた植樹帯も、地表に生えていた草木が刈り取られ、全体の撤去が始まろうとしていました。
駅舎側に戻ります。
1階のメインエントランス付近です。
新幹線名店街の前面で、何故か新しくしたばかりの舗装工事が行われていました。
北口コンコース内1階の在来線改札口に移動しました。
お伝えしたとおり、今年の5月28日から広島駅自由通路が暫定的に通れるようになります。
この地下連絡通路に通じる北口1階改札は、自由通路開通をも残る予定です。
一方こちらは2階。
画像中央の2階在来線改札口は、自由通路開通に伴い廃止、中央改札に統合されます。
このあたりのタイルも新しくなりましたね!
一部更新されていない箇所に、緑のマットが敷かれています。
完成時は、画像右手の新幹線改札がこの場所に移動します。
改札の目の前では、コンクリートむき出しだった柱に化粧板が取り付けられました。
これで2階改札の外にある周辺の柱はすべて美装化されたことになります。
どの柱も黒い箇所が液晶モニターのように見える構造。
完成時にどのようなコンコースになるか楽しみですね。
北口広場の全体の完成時期は、2017年9月末の予定です。
次回は広島駅構内の状況を更新します。