広島駅の北口では、建設中の自由通路に直結するペデストリアンデッキと新幹線ビルの増築、広場機能の再配置を行う工事が行われています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
2月10日(金)の始発から、北口広場内ロータリーのレイアウトが一部変更され、使用が開始されました。
そちらの状況を中心に紹介します。
前回の状況です。
画像の前に、10日からの変更のおさらい。
バスが中央デッキ付近に集まりました。
まずは北口1階コンコースからロータリーへ。
広島観光ループバス「めいぷる~ぷ」が停車しています。
10日から新ロータリーを使用するバスのりばに変わり、工事中よりも手前の駅側にバスが停車するようになりました。
今回、新幹線駅舎からせり出すように増築ビルを建てたので、コンコースからバスが近く感じますね。
この変わり様は凄いです。
ペデストリアンデッキの真下の、高速バスのりば(関東・関西・四国方面)と、めいぷる~ぷのりば。
道行く人が、「ホテルの車寄せみたい」と言っていたのを耳にしました。
的確でいい表現です(笑)
こうして見ると、ペデストリアンデッキが覆う面積がかなり大きいことに気づきますね。洗練されていて素晴らしいです。
中央デッキの東側まで拡張されたロータリーには、
高速バスのりば(山陰方面)と、広島空港リムジンバスのおりば専用バース。
山陰に向かうバスや空港リムジンバスが乗り付け、デッキの下を通り出発していくバスの姿を見ると、
北口の車の車両の動線も変わったかと実感します。
のりばの案内や時刻表などは以前までと同様に仮のものが使われているので、
今後さらに完成に近づき最終的な形になった段階で、定着するのではないかと思います。
広場の最も北側の車道寄りには、広島空港リムジンバスの「のりば」。
北口の中では最も駅舎から遠い箇所への配置となります。
ペデストリアンデッキとすぐそばの階段・エレベーターによって、雨に濡れずバリアフリーな動線にはなっているとは言え、
前回書いたとおり待つスペースが確保されていないので、利用者は大きな荷物を抱え歩道上で待たざるを得なくなります。
最終的に変更になるかとも思いましたが、固定式の切符売り場が設置されてしまったことを考えると変わらない可能性もあります。
おもてなしとして、これは少し不安になります。
バスおりばであれば、待つ必要がないのでまだ理解できるのですが。
中央デッキからのみ行き来することができるロータリー内の中央島です。
1枚目、2枚目の光景は一昔前の広島駅からは想像もつかない変わり様です!
両サイドがバスの待機場となっており、東側ではめいぷる~ぷが、
西側ではその他バスの待機場として利用されています。
ツアーバス、団体観光バスの乗り降りもここから行われるようです。
バスのりばが切り替わり、西側はマイカーの降車場以外大部分が工事エリアになりました。
ロータリー内の通行路も、完成時と同様のロータリー外側に切り替わりました。
タクシーバースが3枚目の駅ビル側と、4枚目のホテルグランヴィア側に設けられています。
(大阪から来たJRバスがこの将来のタクシー乗り場でお客を降ろしていましたが、イレギュラーでしょうか?)
今後はこちら側にタクシープールを整備し、現在の東側(シェラトン側)からタクシー諸々の機能を移転。
その空いた東側スペースへ新たにマイカー送迎スペース、駐車場を整備し完成となります。
駅舎内にも変化がありました。
撤去中の旧階段の後ろ側にあたる箇所が新たに閉鎖区画となり、コンコースが狭まりました。
リニューアル済みのエリアが閉鎖されるのは初めてです。
旧階段の撤去のためと思われますが、完全撤去されコンコースが広がる日も近そうです。
その旧階段が収まっている区画。
ロータリー側から白い仮囲いに向かって伸びる点字ブロックと、
コンコース内の新階段の仮囲いから出てくる点字ブロック(きっぷうりばの「り」の字の下あたり)
がお分かりいただけると思います。旧階段が撤去されればこれが真っ直ぐ繋がります。
利用者はそのまま自由通路へ。
一歩、また一歩広島駅が完成に近づきますね。
北口広場の全体の完成時期は、2017年9月末、
広島駅自由通路の完成は2017年度中の予定です。
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【Flickr】:2017/02 広島駅北口改良工事