広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は広島駅在来線ホーム上空に幅15mの自由通路を新設し、両側に橋上駅舎と商業施設をそれぞれ整備する巨大プロジェクトです。
南北自由通路は2017年5月28日に暫定的に開業しました。
自由通路や跨線橋、店舗などを含めたホーム上を覆う面積は約1万平方メートルで、JR西日本管内の駅では最も大きな規模となります。
いよいよ今月29日、新商業施設「ekie(エキエ)」と合わせて全面開業する予定です。
【JR西日本】:広島駅みどりの窓口、改札(中央)、自由通路の一部使用の開始について(PDF)
【JR西日本】:広島駅にショッピングセンター「ekie」が誕生
【大林組】:街と街をつなぐ懸け橋、広島駅に出現
【公式】:ekie(エキエ)広島駅
前回の様子はこちら。
広島駅自由通路の全面開業まで10日を切りました!
今回は日々完成に近づく通路に登場した時計塔について紹介します。
10月19日、通路の中央部で一部だけベールに覆われていた場所に設置された、
時計塔の除幕式が行われました。
【NHK 広島のニュース】:広島駅に折り鶴モチーフの時計塔
改札「中央口」を出て左手の中央部に設置されました。
時計塔だ!!
これまでこの部分だけずっと白いシートで目隠しされていたんですよね。
コメントでは時計塔やオブジェでは?と予想されていた方もいらっしゃいました。
近くから見上げる「時計塔」です。
NHKによると高さは5.8m。
言うまでもなく、平和都市の象徴として天井などの意匠と同じく、「折り鶴」をモチーフにデザインされたものです。
単調になりがちな通路に、非常に良いアクセントになっています。
反対側から。
三角形が折り重なるような造形が綺麗です。
これで下から照らすようなアッパーライトがあれば言うことなしだと思います。
何気なく紹介している自由通路内の状況ですが、前回撮影した時の様子からは大きく変わり、
ほぼすべての照明が点灯する状態になりました。
間接照明で天井の折り鶴をモチーフにした三角錐の造形が浮かび上がります。本当に美しいです。
18日からは仮囲いが簡素なものに変わり、通路の全体が見渡せるようになりました。
一つの空間として感じられるようになり、改めてこのダイナミックな空間を味わうことができます。
日没後に訪れた前回の画像と比べても、明るさが全く違うことがお分かりいただけると思います。
時計塔というシンボルができたことで、待ち合わせスポットとしても利用されるようになるでしょう。
自由通路の全面開業と同時に、隣接する新商業スポット「ekie」もグランドオープンします。
ここは是非、「自由通路」ではなく、「○○の広場」という名前を付けてはどうでしょうか。
人々がただ通り過ぎるだけの「通路」ではなく、広島有数の交流と賑わいの拠点として、
ここは「線」ではなく「面」として捉え今後の発展に繋げてほしいです。
JR大阪駅連絡橋「時空(とき)の広場」(2014年8月撮影)
広島駅自由通路は商業施設「ekie」と合わせ、今年10月29日(日)に全面開業する予定です。