広島駅北 二葉の里5街区再開発 2018.03(Vol.23)<広島テレビ新社屋編> 祝竣工!

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、
2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム)の3社グループが取得しました。
エネコムの「EneWings 広島データセンター」は2016年12月に開業し、
現在は2018年3月の竣工を目指す広島テレビの新本社ビル、
2019年3月の竣工を目指す大和ハウスのオフィス・ホテル・商業の複合棟(地上20階、約91m)が建設中です。
【CBRE】:広島二葉の里プロジェクト_物件概要
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など

 

前回の状況です。

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、 2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エ

 

およそ1年半前から行われてきた、「広島テレビ放送」の新社屋建設工事が完了し、
3月16日、完成記念式典が開かれました。

【中国新聞】:広テレ新社屋、26日業務開始 広島駅北口に完成

いつもは二葉の里5街区でまとめてレポートしている本記事ですが、
今回は<広島テレビ新社屋編>と、<二葉の里プロジェクト編>の2つに分けてご紹介します。

新社屋全体です。

 

【広島テレビ放送本社ビル】
高さ58.98m、地上11階
鉄骨造、地下免震構造
敷地面積:約5,100平方メートル
建築面積:約3,000平方メートル
延床面積:約1万9,000平方メートル
建設費:約75億円

完成記念式典を経て、3月26日から経営戦略局と総務局がこちらで業務を開始し、31日には登記上の本社も二葉の里に移したようです。(中国新聞)
【広島テレビ】:会社概要

その他の部署は9月下旬までに移転し、エキキタからの番組制作・発信が行われるようになります。

つい最近から、夕方のローカル番組「テレビ派」の「街角中継」も、
これまでのパルコ前から場所を移し、エキキタのペデストリアンデッキで行われるようになりました。時代が変わりましたね。

 

広島駅北口西側ペデストリアンデッキから。

どこから見ても洗練されて非常に開放的な社屋です。
2~3階には700人を収容できる「広島コンベンションホール」が6月に開業します。

 

南東の角のメインエントランス付近です。

新社屋は基礎免震構造が採用されました。
歩道側のタイル舗装の地面とアスファルト舗装の境目が分かります。
地震の際は歩道側の地盤とは独立して最大60cmせり上がりながら建物が動きます。

 

ビルに入る関連企業の標識も。

 

その横には「定礎板」が取り付けられてます。

 

ビル前の仮囲いも全て撤去され、公開空地が開放されました。

 

ここには白島の碇神社で被爆した、ソメイヨシノが植樹されていました。

 

これから成長し春を迎えるのが非常に楽しみです。

広島駅の印象も変わりそうです。

 

外からビル内1階のエスカレーター付近がよく見えます。

エスカレーターとその奥のエントランスホールとの間には天井から大きなカーテンが掛けられています。
これをよく見ると、色のついた短冊形状のものを合わせてモザイク状に合わせ、
広島を上空から俯瞰した時の「三角州」が再現されていることが分かりました。

金属箔のようにも見えます。いつの日かきちんと近くで確認してみたいです。

 

先程も書いたように、新本社ビルの2~3階には、700平方メートルの無柱空間を2フロア備えた「広島コンベンションホール」が18年6月に開業する予定です。

【公式】:広島コンベンションホール | 学術会議・株主総会・講演会・展示会・イベント・パーティほか

1階にも自社ホールが設けられ、24時間テレビを始め様々なイベントが開かれる見込みです。
また、西隣で建設中の「大和ハウス複合棟(二葉の里プロジェクト)」との間に設けられる「二葉の里通り」は、
新たな賑わいと憩いの空間として市民に開放されます。

地域に開かれた新社屋として、広島テレビは新たなスタートを切ろうとしています。

 

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