ケーズデンキが広島進出 2019年春マツダスタジアム近くに開業へ

1週間ほど前の話題になります。

茨城県に本社を置く家電量販店大手の「ケーズデンキ」が、県西部で初めて、
広島市南区西蟹屋町に2019年春オープンする計画が明らかになりました。

場所はマツダスタジアムやJR広島駅に近い、日本通運の広島ターミナルの敷地です。

【中国新聞】:広島駅近くにケーズデンキ 19年春、県西部で初

日本通運広島ターミナルは、広島駅南口からマツダスタジアムや府中方面に伸びる「大州通り」沿いの、
「旧ひろしまMALL」跡の東向かいに位置します。


「旧ひろしまMALL」は今年から、紙屋町で建て替え工事を行う広島銀行の仮本店になっていますが、
元々は「ベスト電器広島本店」、のちに「ビックカメラベスト広島店」が店舗を構えていました。

広島銀行は、築50年が経過し老朽化した紙屋町交差点近くの本店ビルの新築プロジェクトを進めています。 一時的に本店機能を南区西蟹屋町の「旧ひろしまMALL」跡に移転させた後、 現

 

広島市のHPに公表されている店舗の出店計画書に、この「(仮称)ケーズデンキ広島本店」の概要が掲載されています。

【広島市】:出店計画書の提出状況


1階平面図(上記資料より)

 

2階平面図(上記資料より)

 

2階建てで、1階はすべて駐車場・駐輪場、2階のみ店舗という、
郊外型ロードサイド店舗の形式です。

これで広島駅周辺には、南口再開発で開業した「ビックカメラ広島駅前店」、「エディオン蔦屋家電」、そして「(仮称)ケーズデンキ広島本店」の3つの家電量販店が出店する形となります。

 

資本主義の自由な経済活動なので、「来るな」とは言えませんが、
このご時世での広島市進出は、果たして成功するのでしょうか。

広島市はかつての「第一産業(ダイイチ)」時代から成長を遂げてきた地場の「エディオン」が根強く支持されていますし、
品揃えや安さで攻勢をかける「ビックカメラ」も広島駅直結の立地で存在感を見せています。

計画地の目の前の「旧ひろしまMALL」が、何度も家電量販店が出店しては撤退していった経緯を考えても、成功するのは簡単ではないと思います。

 

店舗も自動車での来店をメインターゲットとした「郊外型」というのも、広島駅周辺の混雑に拍車をかけるリスクをはらんでおり残念です。

 

「(仮称)ケーズデンキ広島本店」は、2019年春オープン予定です。

 

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