JR西日本は、広島駅北口にある同社広島支社を移転させ
跡地を数年かけてオフィス・商業などの複合再開発する方針を明らかにしています。
移転先は現在の建物から西に約300m離れた、新幹線と在来線に挟まれた大須賀町のJRが所有する駐車場であることが報じられました。
2020年春に完成した後、順次機能を移転させ跡地の再開発を目指します。
5月に現地を確認して以来、5ヶ月ぶりに見に行ってみたのでご紹介します。
新支社ビルの建設予定地。
青が現社屋、赤が新社屋です。
新幹線高架付近から、建設予定地の様子です。
画像左は線路の南北を繋ぐ駅西高架橋。奥のJR在来線線路と直角に交わり、その交点に隣接するのがこの建設予定地です。
敷地はJRが所有する、「広島駅第一新幹線パーク&ライド のぞみ専用駐車場」として運用されていましたが、
9月28日をもって廃止されていたことが分かりました。
現在はもう入れないようになっています。
そして、付近のフェンスに「建築計画のお知らせ」を確認!!
新しい支社ビルは地上10階建て、延約1万5,000平方メートルの規模になるようです。
高さと階数にしては延床が大きいです。建築面積からしても、かなり胴回りの大きいビルになるようです。
北口駅前の二葉の里地区に広がる低層の建物群や、現在駅ビルの中にある車掌事務所もここに統合します。
まさしく限られた土地の高度利用です。
現支社ビルは、東西幹線の県道84号から北側の二葉の里地区内の街路までを占めるかなりまとまった土地です。
広島駅とペデストリアンデッキですることも想定されることから、ここから広テレや未開発地のある西側や、オフィスが集まる若草町・光町といった東側を繋ぐ、回遊性を確保するような構造を持った再開発ビルになることを期待したいです。
新しいJR西日本広島支社は、2019年1月着工、2020年春の竣工予定です。