南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が始まりました。
2019年度末の完了を目指し、
・天井や柱などをリニューアルし在来線部分とデザインを統一
・新幹線改札内の全館空調化
・待合室を3箇所に分け席数を1.5倍に増加
これらを実施することで、のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立を図ります。
【JR西日本】:広島駅新幹線柵内コンコースのリニューアルについて(PDF形式311キロバイト)
前回、今年6月の状況です。
前回の更新から少し間が空きました。
その間9月4日に、新幹線改札から柵内に入って右側(新設されたお土産売り場の向かい側)で営業していたお土産売り場が閉店していました。
この通り全て閉店したので、改札内にあるお土産売り場は向かい側にある「おみやげ街道」1箇所のみとなりました。
ちなみにこの旧みやげ店の裏側(北口広場側)に残されていた「ホテルグランヴィア広島」への通路は、9月11日に閉鎖されています。
ホテルグランヴィア広島にはペデストリアンデッキを使うよう誘導されています。
気になるのはこれが一時的なもので再びこの通路が復活するのか、それとも恒久的に閉鎖し店舗を拡大させるのか。
わざわざペデストリアンデッキからのホテルエントランスを作ったくらいですから、後者で閉鎖してもいいのではと思いますが、
屋根付きとはいえ一度外に出なければならなくなる動線をJRが許すかどうか。
今回も変化は無しかと思いましたが、なにか雰囲気が違うことに気づき見上げてみると、、、
これまで作業用の足場や養生シートに覆われていた新しい天井が見えるようになっています!
いやー感動です!長かったですね。
同じ場所から「おみやげ街道」や待合室、在来線連絡改札などがある南側方向。
分かりにくいですが、足場の上に見えているツルンとしたパネルが本設の天井化粧板です。
全館空調となるため、自由通路部分には見られなかったエアコンの吹出口も確認できます。
中央部分にやたら明るく光っている部分がメインの照明ですね。今はLEDむき出しですがこの後白いパネルで覆われます。
やや暖色系に見えるのはLEDの光が木の足場に反射しているためだと思われ、完成イメージの通りなら新しい待合室のような真っ白で明るい空間となるはずです。
真っすぐ進んで「おみやげ街道」の前まで来ました。
やはりこれだけでも雰囲気が大きく変わるんだなということが分かります。床もすべて張り替えられますから、別の駅のようになるでしょうね。
ただ、やはり天井高は以前よりも少し低くなっているかなという印象を持ちました。
空調配管などの設備が追加されているので仕方ないです。
上の画像にエスカレーターが写っていますが、エスカレーターのステップ側の壁面についてはリニューアルされる予兆は見られませんでした。
エスカレーターを上った新幹線プラットホーム上ももちろん。
変化なしです。
改良が終わった在来線改札内や生まれ変わった商業施設「ekie」に慣れてしまったせいか、
久々に上がったホームがめちゃくちゃ古く見えました。。
全体的に暗く、他の駅に比べのりば案内も分かりづらいです。
サインデザインも古いままなので、コンコースリニューアルの次は是非ともプラットホームの改良にも着手していただきたいと切に願います…。
もう一つの変化。
新幹線改札口の改札機横に、掲示板のようなものができようとしていました。
ここは使いにくい場所で、高架橋の柱が先にあるため改札レーンが設置できない意味のない隙間だったんですよね。
今はどこかから持ってきた掲示板が置かれていますが、今後は掲示の仕方が少し変わりそうです。
また、自由通路整備に伴う改札位置の変更で、新幹線のLED発車標がかなり遠くなっているので
完成に向けてこのあたりの変更もあるか注目していきたいです。
広島駅新幹線コンコース全体のリニューアルは、2019年度末の完了予定です。