広島高速5号線建設工事<広島駅北口> 2019.11 トンネル内部と掘削現場を見学

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路で、
開通すれば、広島高速1号を介して広島駅と山陽自動車道が専用道路で繋がり
空港リムジンバスをはじめ、広域アクセスの利便性が大きく向上することが期待されています。

1.8kmがトンネル区間となっており、中山地区側から0.4kmは山岳トンネルでは一般的な「NATM工法」が用いられますが、
広島駅側から1.4kmはトンネル直上への住宅の地盤沈下防止のため、都市部などで採用される「シールド工法」が用いられます。

2021年3月の完成を目指していましたが、掘削中のシールドマシンが破損する事故があり、開通は遅れる見込みです。

【広島高速道路公社】:広島高速5号線及び関連道路路線図

前回の状況です。

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路で、 開通すれば、広島高速1号を介して広島
広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路で、 開通すれば、広島高速1号を介して広島

 

ツイッターで告知をしておりましたが、
11月3日、シールドトンネル掘削の工事現場見学会が行われました。

トンネル掘削の現場、ましてやシールドマシンを間近で見ることができる貴重な機会です。
トンネル見学会は定期的に行われており、ちょうど1年前にも参加していました。
そこからどのくらい変わったのか、再び参加して見てきたのでレポートします!

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路で、 2021年3月の完成を目指し工事が進

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広島駅北口地区

いわゆる「エキキタ」。イズミ本社ビルやオフィス・ホテル複合の「グラノード広島」などが面する、駅西高架橋北詰交差点から。

 

ランプ部分は随分前に造成されました。
画像の奥にトンネルの抗口が見えていますが、あそこにこれから足を踏み入れます!

 

本線の横を進みます。

トンネル手前の区間はこのように高架橋です。
左手の二葉山の麓にある現場事務所で受付を済ませます。

 

係員の方の説明を聞きながら現場の階段を登り、トンネルと同じ高さまでやってきました。

この時点でかなりの興奮度!

 

近くで見ると断面の大きさに驚かされます。

マシンの直径は約13mあります。
地山を最初に掘り始める際に、反力を確保するためにここに大きなストッパーがありましたが、
掘削の進捗によりセグメント自体の重さで反力が必要なくなったため、つい先日撤去されたそうです。
おかげでこのように大きな抗口を目の当たりにすることができました。

 

トンネル内部へ

いよいよトンネル内部に足を踏み入れます!!

入口付近で見れたのは、円筒のトンネルを形作る「セグメント」と呼ばれるコンクリートのピースです。
セグメント一つあたりの長さは、曲線区間で1.1m、直線区間で1.7mで、画像は曲線部分のセグメントです。

 

少し進みました。

はっきりとトンネルを進んでいると分かるまでになっています。
見えている設備はシールドマシンとともに進む、電気設備と掘削岩石の破砕装置です。

先程書いたとおり現在は曲線区間です。
図面で見るとあまり実感がありませんが、こうして内部に立ってみるとカーブしているのがよく分かりますね。

 

シールドマシンに最も近づける場所まで進んできました。

 

この光景は2度目ですが、それでも感動します。
2枚目のように少し斜めから見ると「円筒」であることがよく分かると思います。

現在トンネルは、約140mまで掘り進めたそうです。シールドトンネル区間は1.4kmなのでちょうど1/10ですね。
現状は1日で2セグメントリング分進む工程ですが、もう少し掘り進めると周辺への騒音や振動の影響が無くなるため、夜間も掘削が可能になりペースが上がるとのことです。

 

トンネルの底の部分には、これから設置されるセグメントが置かれています。

円筒のちょうど中央あたりに立っているので、あの底は6m下ということになります。
これが凄い不思議な感覚です。

茶色の「エレクター」と呼ばれる器具がセグメントを持ち上げ、必要な場所まで回転してセグメントを設置します。

 

奥には青いシールドジャッキが確認できます。

構築してきたセグメントを足がかりに、このジャッキで前進します。

最新の土木テクノロジーを間近に見ることができ、感動しました。

 

さて、折り返して出口を目指します。

 

トンネル出口にかけての光景はかなりワクワクするものがありますね。
2枚目の画像の赤白のブロックがある辺りが料金所になります。

料金所を過ぎるとビルが立ち並ぶ大都会に降りていく感覚は、高速4号西風トンネル以上のものがありそうですね。

とてもいい機会でした。
高速5号に関しては発注ミスやシールドマシンの損傷などマイナスの出来事も起きていますが、
この路線が「必要か、必要でないか」でいうと間違いなく必要なものだと思っていますので、
これからは今以上に透明感をもって確実に事業を進めていただきたいですね。

 

開通は2021年3月を目指しますが、掘削中のシールドマシンが破損する事故があり、開通は遅れる見込みです。

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8 comments

  1. Shima@北海道 Reply

    早く開通するといいですね。
    ところで、料金所先の高架が延長できそうな構造物が気になりますね。
    駅西高架橋も両端を持ち上げて、高速5号線と接続したくなりますが、実際はどうするつもりなのでしょうか?

    • Shima@北海道

      連投すみません。
      その延長できそうな構造物(イカの耳)ですが、本線料金所を通過した後にあるので、そこから南側は一般道路として整備するのかも?と、想像できます。
      丁度首都高速KK線のような感じで、駅西高架橋部分は一般道路で、
      その後高速4号線に近づいたら再度有料道路になるとか?
      とにかく、都心部まで直結して欲しいです。

  2. Reply

    広島駅と広島空港が近くなりますよね
    もちろん山陽道の事故渋滞等の影響はあるにせよ、移動時間が計算出来るのは大きいと思います。

  3. 張さん Reply

    このまま八丁堀や紙屋町経由して宇品に繋げて欲しいな。
    まぁ土地的に無理だと思いますけど、都市高速って本来街中を通るものじゃないでしょうか?

  4. タミー Reply

    取材・レポートお疲れ様です。

    広島高速5号線も幻で終わってしまうのかとやきもきしましたが、ここまで来ると実現するのは時間の問題という段階までこぎつけましたね。

    広島駅側出入り口の好位置にあるイズミ本社は山陽・九州新幹線利用に便利なだけでなく広島高速5号線の開通により都市高速と山陽自動車道利用で司令塔としての機能強化が図れます。

    近年、西友から兵庫県姫路・山口県下松、イトーヨーカ堂から福山市と相次いで店舗を引き継いでいるのもこの利便性を見越しての勝算もあるかも知れません。

    広島空港とも、利便性が増ので海外進出も?
    現イズミ社長の実兄は元ヤオハン社長故和田氏なので海外進出には慎重な立場かも知れないですけどね。

  5. しましま Reply

    イズミ本社が交差点の角を広く空けてるのは将来の延長ルートを示唆してるような気がするのは俺だけじゃないはず
    そして5号線がパンクするくらいの利用状況じゃないと延伸しない気がしてるのも俺だけじゃないはず

  6. タミー Reply

    イズミが香川・徳島・愛媛県等で36店舗を展開するマルヨシセンター(高松市)と資本提携のニュースが入っきました。

    高松市とも、広島高速5号線が開通すると、時間的距離が縮まりますからイズミの同地域での積極的な展開を後押ししていると思います。

    西広島バイパスの平野町まで延伸に450億円(1/3広島市負担)で国に申請との報道もありました。

    都心部の自動車専用道路網が広島高速道路と2号線バイパスとでチグハグな印象は否めませんが、遅々として進まない広島都市圏での交通網整備を考えると、出来ることから手掛けていくしかありませんね。

    とにかく遅れる言い訳はもううんざりで、結果が全てであり、早急に結果に繋げていただきたいと切望します。

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