JR西日本がリニューアル工事を進めている広島駅新幹線コンコースについて、
本日2019年11月20日(水)から新しい待合室と店舗が開業します。
新しい待合室はカフェ一体型の空間で、
「広島のものづくり」をコンセプトとしてマツダ最新車種の展示や、
家具メーカーのマルニ木工が製作した木製ベンチを設置するなど、広島の歴史・魅力・文化を発信する場所になります。
工事は2019年度末まで続けられ、天井・柱等を美装化し在来線部分とデザインを統一させる他、コンコース内の全館空調化される予定です。
【JR西日本】:広島駅新幹線柵内コンコースに新たな待合室・店舗が開業
前回の状況です。
この所記事の内容に少し偏りがありますが、できるものから順次更新させていただきます。
すみません。。
新たなみやげ物店「ひろしま銘品館」
さて、自由通路から新幹線改札内に入ります。
向かって右側、在来線のりかえ口とは反対側にズラリ!
新しいおみやげ店や弁当店などが並ぶ「ひろしま銘品館」が11月20日にオープンしました。
手前側の階段から奥のエスカレーター付近まで、8店舗が並びます。
モノトーンのコンコース内で結構目立ちます。
店の雰囲気はこのように。
以前と同じスペースで開店しているので、この通り広さはそれほどでもありません。
物理的にエスカレーターとの距離が近すぎるのもリニューアル以前と変わらないので、
場所によっては目立ちにくいところもあるのも以前と同じです。これは仕方ないですね。
明るく綺麗になっているので、入りやすさや雰囲気は格段に良くなっています。
ちなみに、入口横にはデジタルサイネージも設置されていたりします。
もう一つのニュースポット。待合室へ進みます。
広島のものづくりをコンセプトにした待合室
新しい待合スペースです!
開業前日の状況を更新した前回の記事でも書きましたが、
モノトーンのコンコース全体の雰囲気から一変した特別な雰囲気があります。
柱のデザインはここだけ異なり、黒のガラス面に広島のものづくりが詳しく紹介されています。
CREATION LOUNGE HIROSHIMA(クリエーションラウンジ広島)
公式リリースには記載がありませんでしたが、この待合スペースをこのように呼ぶそうです。
まず利用客を出迎えるのがこのチェア。
「マルニ木工」による木製のチェアです。
これ、今度広島駅を利用される際に座ってみてください。体に当たる部分に角がなく包まれ感のある座り心地が非常に快適です!
円形に固定されており、中央部にはニッポンらしい「間」をあえて設けています。カッコいい…。
もう一つのトピックはこちら。
マツダの新型SUV「CX-30」が展示され、ショールーム並のライティングが行われています。
マツダの強みである美しいデザインが際立ちます。
車両の前には天井からプロジェクターで諸元等が地面に表示されており、こうした演出も本社ショールームと同じです。
ドトールコーヒーの店内もそこそこ広く座席数も多いです。ここチェアもマルニ木工が監修したものです。
あえて”待ってみたくなる”ような空間ができたと思います。
さて、その待合スペース横にも2つの新たなスペースがオープンしました。
「モバイルコーナー」と、「キッズスペース」です。
早速利用されていました。
今回の新たな待合スペースの開業で、当初計画していた待合室がすべて揃いました。
在来線のりかえ口の真横で「おみやげ街道」と内部で繋がる待合室と、
その反対側の精算所の前のスペース。
今回新たに開業した「クリエーションラウンジ広島」と合わせて、
当初の計画通り、3箇所に分散した従来比1.5倍の待合スペースが整備されました。
今後、コンコース全体に空調が入るようになるので、待ち時間の余裕に応じてどこでも快適に新幹線を待つ環境が整います。
コンコース美装化と全館空調化は引き続き
待合室と「ひろしま銘品館」がオープンし、一区切りは付きましたが、
コンコースの天井や床、柱の美装化、そして全館空調化の工事は引き続き行われます。
この通りかなり美しくなりました。残されていた古い柱もこのように新しいパネルの取り付けが進みます。
これらの工事は、2020年3月までには完了する予定です。
最後に、美装化されたばかりの柱に掲示されていた、新しい案内板です。
これは今まで見たことない案内です。
「工事中」になっているのは「ekie」の第5期(仮称)と思われるエリア。
これを見ると、コンコース横を通りホテルグランヴィアに抜ける通路は復活しそうですね。