JR西日本がリニューアル工事を進めている広島駅新幹線コンコースについて、
本日2019年11月20日(水)から新しい待合室と店舗が開業します。
新しい待合室はカフェ一体型の空間で、
「広島のものづくり」をコンセプトとしてマツダ最新車種の展示や、
家具メーカーのマルニ木工が製作した木製ベンチを設置するなど、広島の歴史・魅力・文化を発信する場所になります。
工事は2019年度末まで続けられ、天井・柱等を美装化し在来線部分とデザインを統一させる他、コンコース内の全館空調化される予定です。
【JR西日本】:広島駅新幹線柵内コンコースに新たな待合室・店舗が開業
前回の状況です。
皆様がこの記事をご覧になっているであろう時点ではすでに開業した後になるかと思います。
11月19日に出張で利用した際に、開業の準備が整ったコンコースを見ることができていたので、「速報版」としてご紹介します。
マツダ車搬入で完成された空間に
コンコースの最も奥に位置するのがリニューアルされた待合室です。
ご覧の通り、マツダの新型車「CX-30 」が搬入され美しく配置されています!
この空間は凄い!
新大阪駅でいうとダイハツ車など、駅のコンコースに車両を展示する事例はいくつかありますが、それらとは全く違う雰囲気です。
落ち着いた木目の内装にソウルレッドのCX-30 がとても映えます。
マツダは全国のディーラーを高級感ある内装にリニューアルしていますが、まさしくその「完成された」空間になっています。
ライティングもかなりこだわっていますよね。
手前で目を引くのはこちら。
マルニ木工が制作した木製チェア。面白いのは外側を向いた円形に配置されていることです!
イスが主役のような”特別”な感覚を演出します。本物の製品は米・カリフォルニアのアップル本社に数千脚納入していますからね。
中央部にはあえて「間」を設けて苔の鉢植えが置かれているあたり、非常に日本らしい美しさを感じます。
これはインバウンドの外国人観光客の方にも見てもらいたいです。
通常のベンチも設けられています。
こちらのベンチもマルニ木工が監修したものです。
この配置を見ても、ここがただの待合室ではないことがわかります。
収容人数が少なくなるので効率は良くないですが、代わりに在来線のりかえ口横に新待合室も整備したので、
ここは思い切って観光客やビジネス客に「THIS IS HIROSHIMA」とアピールする場所にすることができたのですね。
この待合いスペースの奥には、「ドトールコーヒー」が再出店します。
オープンすればもちろんシャッターが上がりますし、窓ガラスがあることによって内と外を緩やかに繋いでいます。
待合室横には、新たに「モバイルコーナー」と、「キッズスペース」が設けられます。
モバイルコーナーにはイスが搬入されていますね。
キッズスペースの500系はお目見えしていました。
待合室とともに11月20日にオープンするのが、エスカレーター横の「ひろしま銘品館」です。
現在、これの反対側にある「おみやげ街道」から、
定番みやげやテイクアウトの飲食など8店舗がこちら側に移ります。
新しい待合室と「ひろしま銘品館」は、本日11月20日(木)にオープンします。
週末にでも改めて行ってみます。
なお、改札内コンコース全体の工事は引き続き行われます。
まさに今、柱の内装が引っ剥がされてむき出しになっていますが、
柱や床・天井を美装化し、コンコースを全館空調化する工事が引き続き行われます。
2020年3月までには完了する予定です。