南北自由通路が完成した広島駅では、これまでほぼ手付かずだった新幹線コンコースをリニューアルする工事が行われています。
2019年度末の完了を目指し、
・天井や柱などをリニューアルし在来線部分とデザインを統一
・新幹線改札内の全館空調化
・待合室を3箇所に分け席数を1.5倍に増加
これらを実施することで、のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立を図ります。
2019年11月20日には、カフェを併設した新しい待合スペースがオープンしました。
引き続き、内装のリニューアルと全館空調化の工事が行われています。
【JR西日本】:広島駅新幹線柵内コンコースのリニューアルについて(PDF形式311キロバイト)
前回の状況です。
すべての柱の美装化が完了か
ドトール併設の待合スペースの開業後も続けられていた内装のリニューアルですが、
最後に残されていたコンコース中央・新幹線改札寄りの柱についても新しいデザインで美装化され、
コンコース内はほぼ完成に近い状態となりました!
最後に美装化されたのはこのあたりの柱ですね。
これにより空間の統一性が高まり、以前の状態から洗練度が飛躍的に増しました。
年末休みが始まった夜、家族や知人の帰省を待つ人の姿が印象的でした。
そして凄いのが、柱に設置されたデジタルサイネージの数です。
この情報量!!(笑)
コンコース内のこの画像の動線に、左右合わせて12本の柱があり、表裏に液晶画面が付いているので24面のサイネージモニターがあることになります。
それと相まって、頭上ののりば案内等のサインも黒を基調とした新しいものに一新されたので、
リニューアル前までの昭和のイメージは完全になくなりました。
改めて、コンコース内の様子です。
モノトーンで明るい空間が実に気持ちがいいです。
柱以外の美装化も。
天井から飛び出した梁の部分にも化粧板が取り付けられ、コンコース内の見えるところほぼ全て、新世代のデザインとなったように思います。
19年11月にオープンした待合スペース。
カフェは21時で閉店しますが、待合スペースは利用できます。
相変わらずマツダ・CX-30が綺麗です。
この柱にも液晶ディスプレイが取り付けられていますが、他の部分とは表示内容が異なり、
この待合スペース「CREATION LOUNGE HIROSHIMA(クリエーションラウンジ広島)」の企業をPRする内容になっています。
ここから改めて改札方面を振り返ります。
本当に大変貌です。手前にも写ってないサイネージがありますが、写真で凝縮感を出そうと思うとこのくらいズームしなければならず100%伝えることができません。
新幹線をお使いの際に是非実際にご体感ください。
改札横の最後の空間もあらわに
再び新幹線改札付近に戻ります。
最後まで仮囲いで覆われていたこの改札横のスペースも、このように美しくなった姿が見えるようになってきました。
広めの空間ですが、ここに何か作るわけではなく
団体客用の待合・待機スペースとして使われます。
仮囲いの隅に閉ざされていたエキエへの入口もこのように目立つようになりました。
閉鎖されているホテルグランヴィア・駐車場エレベーター方面への通路も見えるように。
以前のブックアンドカフェに代わる新しいテナントがオープンするのを待つばかりですね。(エキエ第5期(仮称))
新幹線コンコースをリニューアルする工事は、2020年3月までに完了する予定です。