国土交通省中国地方整備局は、管内で整備中の道路事業に関する開通見通しを公表しました。
このうち、広島市と東広島市を結ぶ国道2号「東広島・安芸バイパス」は、
2022年度に海田西IC~八本松ICまで全線開通する予定であることが明らかになりました!
「東広島・安芸バイパス」は現在、海田東IC~瀬野西IC間のみ供用している状態で、前後の区間で整備工事が続けられています。
西側(広島市方面)では、海田東ICから先へ高架橋を約1.4km延伸する工事を2018年10月に始まりました。
「海田高架橋」と呼ばれており、この区間が整備されることで東広島バイパスと、広島都心部に乗り入れる新広島バイパスが直接繋がります。
前回の状況です。
2022年度 東広島・安芸バイパス全線開通へ!
12月25日に記者発表された内容です。
【中国地方整備局】:中国地方整備局管内の道路事業の開通見通しについて(PDF)
「東広島・安芸バイパス」は御存知の通り、広島市と東広島市を結ぶ自動車専用道路で、
山陽自動車道と並行しているため、事故や通行止めの際のバックアップとしても機能する非常に重要な道路です。
2018年の豪雨災害のような時の代替路としても期待されますし、
広島市から広島空港までのアクセスにおいても、渋滞によりリムジンバスが運休するような状態が緩和することも期待されます。
東側の安芸バイパス部分はかなり長い間工事が行われていたはずですが、ようやく具体的な開通見通しが明らかになりました。
遅くてもおよそ3年後には開通することになります。
一昨年から工事を始めた海田高架橋についても同じ2022年度の開通予定となっています。
また、海田西ICを直進して海田大橋に至るまでの「広島南道路(延伸区間)」についても、
昨年、2020年に入り着工することが明らかになっています。
こちらの開通時期はまだ未定です。
【中国新聞】:東部延伸 年明け着工
もうまもなく着工に向けた動きも現地で見えてくるのではないかと思います。
完成すれば、東広島・安芸バイパスから、都心方面は「新広島バイパス」に、湾岸方面は「広島南道路」へ
という形で、道路ネットワークが一気に広がりを見せることになります。
物流・人流で大きな効果がありそうです。
都心部の西広島バイパスについても2020年度から延伸事業再開となりますから、
遅れていたものが一気に進み出しますね。
海田地区の状況と車載動画
久々に海田高架橋の状況を見てまいりました。
前回の状況はこちら。
これから整備される高架橋が「新広島バイパス」に接続する部分です。
橋脚が立ち並ぶ光景は前回ご紹介したとおりです。
最後の画像では、現状の海田大橋方面に抜けるアンダーパスを写しています。
南道路の延伸区間によって、ここがジャンクションとなり高架橋が画像背後方面に伸びていくことになります。
新広島バイパスへのランプ部。
迫力ありますね。
少し離れて、接続部分を振り返りました。
日の出町交差点付近からです。
敷地内にはまだ鋼製の橋脚ブロックが置いてあり、まだ変化していきそうです。
ここから、東広島・安芸バイパス方面。
海田高架橋の整備区間、ズラリと橋脚が並びます。
ここから先の状況は、東広島市方面に向けて車載動画を撮ったので、そちらでご確認いただきましょう。
現在の供用済み区間付近ではすでに橋桁の架設工事が進んでいます。
こちらも迫力がありました。
広島市東部の国道2号の渋滞解消に加え、災害時や大型連休における山陽自動車道のバックアップとして、開通が待ち遠しい路線です。
「東広島・安芸バイパス」は2022年度の開通予定です。