国道2号線バイパス海田高架橋 整備状況 2019.07(Vol.2) 接続する南道路も延伸着工へ!

国土交通省中国地方整備局広島国道事務所では、国道2号「東広島・安芸バイパス」の整備が進められています。
この内、現在開通している区間の西側終点である海田東ICから先へ約1.4km延伸する工事を昨年10月に始めました。
計画される東広島バイパスの西端にあたり、新広島バイパスの海田西ICまでを結ぶ通称「海田高架橋」の建設工事です。

 

 

前回更新したのは2017年8月でした。およそ2年ぶりに現地の様子を見てきました。

国道2号線「東広島バイパス」の終端部である、安芸郡海田町で 「海田東IC」~「海田西IC」間の平面部を結ぶ高架橋の建設が行われています。 長らく現地に行くことができていませ

まずは、国道2号の新広島バイパス方面(広島市中心部方面)からの車両が最初に引っかかる交差点「日の出町交差点」から。
東広島方向を望みます。

 

以前より橋脚の数が圧倒的に増えており、事業の進捗を感じます。
中国新聞によると、全43基の橋脚の内、32基の橋脚(下部工事)が完了しているとのことです。

 

そこから振り返り、広島市街地方面の状況を詳しくご紹介します。

 

 

ここは、既に供用している新広島バイパスの高架橋、ランプ(海田西IC)、そして海田大橋方面への分岐が重なるジャンクションとなるため、複雑に橋脚が立ち並んでいます。

 

以前は来なかった交差部分。

 

 

まさに「建設中」という、今しか見られない光景です。
今建設している「海田高架橋」はこの頭上を通り、右奥の「新広島バイパス」終端部に4車線で接続します。

正面方向には、このジャンクションから「広島南道路」(国・県)となり、約2km先の海田大橋まで高架橋が連続して整備される計画です。
この区間に関して、先日の中国新聞で今年度着工される予定であることが分かりました!

【中国新聞】:東部延伸 年明け着工


(2019年7月12日付 中国新聞朝刊紙面より)

  • 海田高架橋の橋脚整備が本格化していることを受け、年明けから工事に着手
  • 県道矢野海田線と並行し、海田西IC~海田大橋を高架橋で結ぶ
  • 途中の西明神橋付近にICを整備(ハーフランプ)
  • 将来は4車線化を見込むが、暫定2車線での開通
  • 海田大橋までは無料
  • 開通時期は未定

 

国土交通省や広島県のサイトからはこの区間の情報があまり分からなかったので、ほとんど動いていないのかと思っていましたが、
海田高架橋の整備と合わせ、こちらも工事に着手するようですね。

ここが繋がる事によって、東広島・安芸バイパスから平面部分を通らず直接海田大橋や広島高速2号線、3号線に行くことができるようになり、
定時性の確保された移動範囲が大きく広がります。
高速3号線の先では、ボトルネックだったはつかいち大橋の4車線化も進んでおり、
地域高規格道路としての「東広島・廿日市線」の実現に大いに近づくことになります。
(商工センター内は専用道路ではありませんが)

物流面や、昨年の災害のように山陽自動車道が不通となった際の代替路線として非常に重要な路線ですので、早期開通を願いたいです。

 

海田西IC・JCTから見る、広島市街地、海田大橋方面。

既に用地は確保されています。

 

東広島方面を振り返りました。

 

 

 

今回紹介した区間を動画で。2014年春に撮影したものです。

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