広島電鉄は子会社が経営していた南区大須賀町の「ホテルニューヒロデン」の解体工事に着手します。
ホテルは老朽化や新型コロナの影響も重なり、2021年1月末に閉館。合わせて子会社の特別清算の開始も余儀なくされました。
解体後は三菱地所レジデンスと共同でマンションを建設することが明かされています。
現地の状況を簡単に確認してきました。
【中国新聞】:ホテルニューヒロデン跡地にマンション建設へ 広島電鉄が発表
- ”1342平方メートルの持ち分の半分を三菱地所レジデンス(東京)に売却し、共同で開発する。”
- ”現在の建物は10月に解体を始め、来年11月までに終える。2社は並行してマンションの規模や建設スケジュールなどを検討する。売却額は非公表。”
(上記中国新聞HPより抜粋)
ホテルニューヒロデン(閉館)
背後に見えているタワークレーンが、広島駅南口広場に面する日本郵政の新オフィスビルです。
広島駅の改札まで、歩いて10分もかからない非常に利便性の高い場所ですね。
とはいえ、これより西側には集客するような施設はなく、
付近も学習塾が集中するエリアとなり、人の流れを考えると、限られた人の通行がメインとなります。
マンション建設は無難な判断かと思います。
エントランス付近。
ビルの反対側、北の線路側に廻りました。
これまであまり意識したことはありませんでしたが、ホテルの敷地は、
北は線路脇の路地、東はエキニシエリアに接しています。
十分な広さがありますね。
利便性も高いので、20階クラスは期待したいところです。
北側から、広島駅方面。
日本郵政のビルが壁のようにそびえます。
その手前の飲食店街、通称「エキニシ」で10日朝、30棟を焼く火災がありました。
幸い生命に関わる惨事にはならなかったとのことです。
エキニシでは2018年にも19棟が延焼する火災がありました。
木造密集地のリスクを改めて認識させられますね。
ノスタルジーな雰囲気は私も好きで、知人とたまに鉄板焼のお店に行くこともありますが、
人々の安全に関わる大きなリスクがある以上は、リスクに向き合い何らかの根本的な対策を検討することも必要だと思います。