42種類!サンフレッチェが新スタジアムの座席種・料金を発表

広島市中区の中央公園に建設中の市サッカースタジアム。
竣工まで半年程となり、開業後のスタジアムの概要が少しずつ明かされてきました。

本拠地として指定管理を担うサンフレッチェ広島は7月21日、
新スタジアムの座席の種類と料金の概要を公表しました。

一般的な観客席に加えテラス等のグループ席や法人向けに用意されるVIP席など種類は全42種類に登ります。

現エディオンスタジアムに比べ値上げとなる席も多いですが、
観戦スタイルの多様化により、何度訪れても楽しめるスタジアムとなることが期待されます。

 

 

日本一?42の楽しみ方のあるサッカースタジアム

【サンフレッチェ広島】:2024シーズン チケット販売席種・エリア・料金決定のお知らせ

スタジアム座席図(上記公式HPより)

 

スタジアムの実施設計の図面から
こうして観戦客向けの色分けされた座席図が公開されてくると、いよいよ完成が近くなってきたことを実感します。

基本的には概ね指定席ですが、主に熱心なサポーターが集まる南サイドスタンド(ホームゴール裏)、北サイドスタンドに一部自由席の設定があります。(⑪と㉑)
※㉑はビジターシート
㉑と㉒は試合によって設定が変わるようで、集客力のある相手であれば㉒は設定されず全てビジターシートになることもあるようです。

団体利用可能なバラエティ席について、メインスタンドに設けられるシートを中心に法人向けの販売となるようですね。
これはマツダスタジアムでも実質そのような状態で、付き合いがある場合や懸賞等で当たれば一般の我々でも入ることができる仕組みになっています。
㉔~㉘等がそれにあたり、意外にも多い印象ですが、
その他一般でも買えるバラエティ席が㉙~㊶と大量に用意されているのもこのスタジアムの懐の深く素晴らしいところ。

(【広島市公式ホームページ】:サッカースタジアム等整備事業の基本設計サッカースタジアム等整備事業の基本設計の概要 [PDFファイル/7MB]』より)

 

多様な楽しみ方は米メジャーリーグスタイルを参考に

こうした観客の楽しませ方の工夫について、非常に興味深い内容が下記のメディアで取り上げられていたのでご紹介します。

【宇都宮徹壱ウェブマガジン】

詳細は購読いただきご覧になっていただければと思います。

かいつまむと、熱狂的な男性ファンが多い欧州リーグだけでなく、家族連れやライトなサッカーファンなど、サッカー観戦以外の部分で演出や飲食、選手とのタッチポイントなどに力を入れた北米プロサッカーMLSのスタジアムを大いに参考にしているようです。
それこそマツダスタジアムのように、時にはプレーを見ていなくても楽しめるような仕掛けのあるスタジアムが多いのですね。

国内最大の座席前後幅を確保したことや、ガスも使える厨房を備えた店舗でのグルメ提供、大量のデジタルサイネージを用いた得点時の演出などを行うことなど、新しいファンを獲得することに重きを置き様々な仕掛けが考えられています。

席種にはそれが色濃く反映されていますよね。

 

 

チケット購入はサンフレ専用サイトから Jリーグチケット離脱

Jリーグには「Jリーグチケット」というクラブを横断する共通チケットサービスがあります。
ユーザーはJリーグのアカウントを作っておけば、同じプラットフォームからどのスタジアムのチケットも購入できる便利な仕組みでしたが、
新スタジアムとなる来シーズンからサンフレッチェはこの枠組みを離れ、
独自の「サンフレチケット」で主に取り扱いを行うことも合わせて発表されました。

これは意外でしたね。
ユーザーにとって便利であることには間違いないのですが、あまりに多様な席種設定ゆえに、外部サービスでは細かな設定やフレキシブルな対応が難しい、また利用料の負担等の問題もあった上での判断なのでしょう。

少し違いますが、6月にエスコンフィールド北海道にカープ観戦を行った際、
ファイターズ独自のサービスである「Fチケ」を利用しましたが、
アカウント作ってクレジット登録して欲しいもの(席)を選んで…
ということに慣れていれば、特に戸惑いはなく購入できるものです。

まあ、その”アカウントを作る”という行為そのものが大きな障壁にはなるのですが、
来場すればそれも納得してもらえるようなスタジアムになって欲しいですね。

 

開業前のスタジアムを内覧できる!寄附募集のご案内

ワクワクが収まらないサンフレッチェの新スタジアム「エディオンピースウイング広島」。
このスタジアムの完成後、開幕試合よりも早い段階で内覧会に参加する方法があります。

もう権利を得ている方も多いかと思いますが、建設費の寄付ですね。

 

広島市では建設費の寄付を個人・法人から募っており、寄付額によって特典が用意されています。
1回あたり1万円以上の寄付を行った場合に得られる得点が、
”シリアル番号入り記念カードの贈呈およびスタジアム完成後の内覧会へのご招待”

です。(記念カードが内覧会の入場証になります)

2019年から受け付けられており、2023年6月末時点でおよそ4億8,500万円の寄付金が集まりました。

 

このブログでもこれまでに何度かご紹介しております。
私もすでに寄付を済ませ、先日自宅に記念カードが届きました。

この貴重な特典が得られる対象となる納付期限は、2023年9月30日(土)までに迫っています!

所得税の控除対象にもなりますので、まだされていない方で興味があればぜひご検討ください。
いち早く、スタジアムに足を踏み入れられるチャンスです。

【広島市公式ホームページ】:サッカースタジアム建設に係る寄附募集

 

広島市サッカースタジアムは2023年12月末の完成予定で、2024年シーズンから使用を開始します。
東側の広場エリアも並行して整備を進め、2024年8月の全面開業を見込みます。

 

 

オーストラリアの「アデレード・オーバル・スタジアム」。
アメリカのRoss Video社(アメリカ)Xpression」という演出装置を導入したスタジアムで、広島にも同じ装置が導入される
国内のスタジアムでも屈指の光と映像と音響の演出になることが期待されます。

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