アジア頂点に立ったドラフラ!来季本拠地のグリーンアリーナでスイートルームの改修など進める

プロバスケットボールB1リーグの広島ドラゴンフライズは、
3月8日に行われた「東アジアスーパーリーグ(EASL)」で桃園パウイアン・パイロッツ(台湾)との決勝戦に勝利し、見事優勝を飾りました!
昨年B1リーグのチャンピオンに輝いたのに続き、アジアの頂点にも立ちました。
おめでとうございます!

国内においては、2026-27シーズンから新たに創設されるBリーグプレミアに参入するため、同年から暫定的に広島グリーンアリーナを本拠地として使用します。
本拠地の収容人数とともに設定されている基準「VIPルームの設置」を満たすため、ドラゴンフライズが負担する形で改修工事が行われています。

既存の貴賓室1室と合わせて8室のスイートルーム、117席のVIP席を設ける計画で、2025年4月末までに完了させる予定です。

 

 

新たな本拠地『グリーンアリーナ』のスイートルーム概要

NHK】:ドラフラ グリーンアリーナにスイートルーム設置へ

【Yahooニュース】:広島ドラゴンフライズ グリーンアリーナ改修 スイートルームにVIP席も 広島

【広島県県議会】:広島都心エリア活性化推進特別委員会概要(令和5年7月~)

 

スイートルーム完成イメージ(上記資料より)

  • 既存の貴賓室1室を合わせた、7室のスイートルームをスタンド席上部に新設
  • VIPエリアは最低でも117席整備
  • 改修にかかる約3億円はドラゴンフライズが負担し、広島県に寄付する
  • 2026-27年シーズンから、新アリーナを整備するまでの5年を目処に使用する
  • 2025年4月末に完成予定

 

Bリーグプレミア参入条件

国内のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」は、2026-27年から新シーズンに移行します。
従来のB1,B2,B3リーグから、
B.LEAGUE PREMIER(Bリーグ・プレミア)、B.LEAGUE ONE(Bリーグ・ワン)、B.LEAGUE NEXT(Bリーグ・ネクスト)に再編成する予定で、成績による昇降格は廃止されます。

平均入場者数、売上高、ホームアリーナの設備など、厳格な審査基準の達成度合いで参入するカテゴリが決まります。経営力の高いクラブが増えることで、リーグ全体の価値向上を図るのが狙いです。

 

(B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト『【公式】審査基準・結果』(https://www.bleague.jp/new-bleague/examination/)より)

ドラゴンフライズは昨季、最上位のBプレミア参入のため、様々な来場施策で入場者数平均4,000人、売上高12億円の基準を達成。
アリーナについては、従来の本拠地の広島サンプラザでは基準を満たすことができないため、
一時的にグリーンアリーナを本拠地とした上で今回のスイートルームの設置することとなりました。

基準を満たしたことで、2024年10月に広島ドラゴンフライズへの「B.LEAGUE PREMIER」のライセンス交付が決定しました。

【広島ドラゴンフライズ】:B.LEAGUE PREMIERライセンス交付のお知らせ

 

 

『新アリーナ』に繋がる5年間に

B・プレミア参入の基準を満たすスイートルームの設置が本格化しています。
広島県の県立体育館の照明LED化工事に合わせて行われているようです。

広島県との取り決めでは、約30試合/年のホームゲームの8割をグリーンアリーナで開催できるよう調整を行うこと、
Bプレミアの基準となるスイートルームの設置については、クラブが負担し県へ寄附すること
という条件で、グリーンアリーナの本拠地としての使用することを認めています。

【広島県】:広島ドラゴンフライズの新B1参入に向けた県の協力方針について

【広島県県議会】:資料3 広島ドラゴンフライズの B リーグ・プレミア参入のための広島県立総合体育館大アリーナの改修について (PDFファイル)(2.67MB) (再掲)

 

協力方針の資料では、グリーンアリーナの本拠地使用は「暫定的に」というワードがカギ括弧までつけて強調してありますね。
「県立体育館」本来の役割である、県民のスポーツ振興という目的は最もですが、
プロバスケットのトップリーグに触れ合えるという体験はどこの自治体でも容易くできるものではありません。
県の対応は色々とシビアに感じますね…。

ドラゴンフライズの浦社長は5年程度暫定的にグリーンアリーナを使用した後、2030年頃から新アリーナに移りたいとコメントしています。
ドラゴンフライズがグリーンアリーナを暫定使用することで、コンサート受入数への影響も無いとは言えず、新アリーナの整備の重要性はますます高まります。

広島のバスケットを背負う存在として、選手と経営陣の努力によりアジアの頂点にまで登りつめました。
プロのバスケット、バレーボール、ハンドボール、そして有名アーティストのコンサートなど、エンターテインメントの聖地となる、広島新アリーナは必要と考えます。

 

広島ドラゴンフライズは2030年頃には本拠地を新アリーナに移す構想を描いています。

広島駅北口の多目的コート兼イベントスペース「ekieエキキタパーク」が2月11日をもって運用を終了しました。 「ekieエキキタパーク」は、JR西日本広島支社の機能を一部移転

 

JR西日本の旧広島支社跡地への多機能アリーナの建設を目指しており、
現在署名活動も行われています。
5月末までに10万人分を集めることを目標にしているようです。

賛同いただける方はぜひ御協力のほど、よろしくお願いします。

【HEBDA 一般社団法人広島イベント事業振興協会】:夢の新アリーナ応援プロジェクト

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