住友不動産と大和ハウス工業は、広島駅北口の二葉の里地区でそれぞれ複合ビルを建設します。
先行する大和ハウス工業は、(仮称)二葉の里3丁目新築工事として、
イズミ本社ビルの西側に地上10階の複合オフィスビルを2024年1月に着工しました。
「d_ll HIROSHIMA(ディール広島)」と名付けられており、既にオフィステナントの募集が始まっています。
1階は複数の医療テナントや、庇のあるテラス付きテナントとなることが明らかになっています。
2025年11月の完成予定です。
前回の状況です。
事業概要
【株式会社SINCERELY】:(仮)「二葉の里プロジェクト」のご紹介 | 2026年1月グランドオープン予定「ディール広島」(旧イケア予定地)1階医療スペース医院開業を募集しています!
立体的な庇を持つファサード
広島駅北口、二葉通りを西へ。
東側からの全景です。
右手にイズミの本社ビルがあります。
2階から上、全体の半分以上の外観が見えるようになってきました。
昨年9月に見た外壁のモックアップがそのまま採用されています。
打ちっぱなしの非常に立体感のあるコンクリートが、特徴的な庇を形成しています。
大きな庇と全面ガラス!テナントスペースがあらわに
大きな特徴がこの1階。将来北側の住友不動産による再開発ビルの方向に繋がる南北プロムナードに面し、
飲食店を想定したテナントスペースが確保されています。
スペースの形状や、大型庇の軒裏の意匠まで、かなりこだわられた作りです。
北側から。
パンフレットを見ても、ここは医療系ではなく、飲食系のテナントの入居を想定しているようです。
現状はこの周辺に目的地もなく、広島駅からも地味に遠く感じるこの場所ですが、
北側の住友不動産による再開発ではマンションに加え、宿泊施設、温浴施設も計画されており、
完成すれば人の流れが変わる可能性を持ったエリアです。
その再開発ビルに繋がるプロムナードに面しているので、今見ている風景も将来は大きく変わっていると思われます。
二葉通り沿いの仮囲いには、テナント募集の広告も。
主体は医療系テナントとなるようです。
自走式立体駐車場も整備が進む
建物に隣接する北側の敷地では、施設の駐車場が整備中です。
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4層5段の自走式立体駐車場が建設されています。
建物は10階建てですが、2階以上のオフィスフロアはざっと見積もっても2万5,000平方メートルはあろうかという比較的大規模なオフィスビルです。
築浅・ハイグレードオフィスの少ない広島で、新たな受け皿となることに期待します。
大和ハウス工業によるd_ll HIROSHIMAは、2025年11月の完成予定です。