広島市初となる Park-PFI事業として、旧広島市民球場跡地における公園施設の整備と運営を担うNTT都市開発は、
敷地内に整備する商業施設の名称を「SHIMINT HIROSHIMA(シミントひろしま)」に決めたことを明らかにしました。
跡地の広場全体の名称はすでに「HIROSHIMA GATEPARK PLAZA(ひろしまゲートパークプラザ)」と公表されており、
2023年3月31日(金)に合わせてオープンします。
旧広島市民球場跡地は、公園と一体的に利用できる木造の店舗群を設けるほか、
フレキシブルに大小のイベントを開催できるイベント広場を整備し、年間を通じた賑わいの創出を目指します。
プレスリリース
【NTT都市開発】:旧広島市民球場跡地イベント広場の商業施設名称を「SHIMINT HIROSHIMA(シミントひろしま) 」に決定~2023年3月31日グランドオープン~
商業施設ロゴ | 公園全体概要 |
(NTT都市開発HPより)
【中国新聞デジタル】:旧市民球場跡地の商業施設は「シミントひろしま」 2023年3月31日にオープン
いつのまにか、開業まで3ヶ月となり、具体的な情報が出てきましたね。
求人情報サイトによると、商業施設の店舗の一つには米の某大手コーヒーチェーンSも出店することが決まっているようです。
こういった場所は人気(ひとけ)がないとますます入りづらく行ってみようと思わなくなりますから、いつどこのお店に行ってもレジ待ちしててノマドワーカーがカウンターに座っているようなお店が出店してくれるのは非常にありがたいです。
さて、施設群の名称「SHIMINT HIROSHIMA」。
個人的には短くて好印象です。
「市民球場」の跡地で、これからも「シミン」という名称が使われるので、馴染み深さもあると思います。
ロゴの由来を読んでも、太田川の青、カープの赤、木々の緑と意味が合って良いと思います。
ただ、イベント広場の名称「広島ゲートパークプラザ」と別々に分ける必要があったのか・・・。
申し訳ないですがそもそも「広島ゲートパークプラザ」が長くて分かりづらい…。(「プラザ」って要りますかね?)
開業まで3ヶ月 将来に向けて
名称はともかくとして、球場跡地の活用については、よく”広場ばかり”といったネガティブな意見も多く聞かれます。
おっしゃることはよく分かりますが、ここは都市公園に指定された国有地なので、営利を主目的とした商業施設は建てられず、あくまで公園としての「憩い」が中心になければなりません。
Park-PFI制度を活用し、憩いや賑わい施設の整備と運営を民間の力を借りて実現する。
現制度下で取れる策の中では、最も良い方向に進んでいると思います。
福山市中央公園(県内初のPark-PFI活用事例 2021年8月撮影)
跡地全体は、民間企業が参画して整備するエリアのほか、
広島市もスケートボードパークを整備します。
これを含み、東側は「アーバンアクティビティサイト」として上モノを整備しないエリアとなる予定です。
(広島市:旧広島市民球場跡地整備等事業の進捗状況『事業概要資料(令和3年12月28日) [PDFファイル/13.05MB]』より)
2020年3月に広島市が公表した中央公園の活用に関する基本方針では、
中・長期的な取組として、ホールやコンベンション機能などを有する文化芸術施設の導入を検討することが示されています。
そごう広島店(アクア広島センター街)を建て替える場合、
建て替え中の仮設のバスセンターとして活用した後に、文化芸術施設を整備検討することも明示されています。