大野浦駅橋上化工事 2017.04(Vol.3) 橋上化 改札など2階へ

JR宮島口駅から岩国方面へ2駅進んだ大野浦駅では
2015年8月から南北自由通路の整備と駅機能の橋上化を行う工事が行われています。

広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR大野浦駅南北自由通路・橋上駅29年4月供用へ(廿日市市)

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平面図(上記HPより)

自由通路は長さ72m、幅3m。エレベーター2基と公衆トイレを新設します。
また、現在北口にある駅舎を橋上に移動させることで、北口広場の拡張と市道の拡幅も行われる予定です。

久しぶりに現地の取材を行ってきました。
前回は1年前の、2016年4月に訪れました。

シリーズ「シティライナーで巡る 山陽線沿線開発」 今回は大野浦駅です。 JR西日本「宮島口」駅から岩国方面に2駅進んだ廿日市市の「大野浦」駅では、 昨年8月から南北自由通

昨年4月の取材では駅舎の基礎工事が行われている状態でしたが、
それから半年経った2016年11月26日、
改札や窓口などの駅機能が2階に変更になっています。

南口広場から。

 

駅は橋上化されましたが、自由通路はこの通りまだ繋がっておらず建設中です。
自由通路が開通する前に改札などの使用を開始するのは、西条駅などと同じですね。
仮囲いの中に階段やエレベーターが整備され、奥の自由通路・駅舎とつながります。

 

未開通の自由通路へ移動しました。

 

 

自由通路は共用トイレのところで現在は途切れています。
窓から南口駅前広場を見下ろすと全体がよくわかりますね。
左下にコンクリートの基礎ができています。ここに自由通路終端の階段ができる予定です。

 

自由通路を北口方向へ。

 

 

幅は3mと、規模は小さめです。
改札は簡易改札機が2つ用意されています。窓口は無人になる時間もあるようです。
2枚目で、自由通路の突き当りに階段が見えていますが、実はこれは仮設のもの。
最終的には、右手側で仮囲いで覆われている部分に、リニューアルされる北口広場につながる階段が設けられます。

 

北口側から。画像中央が先ほどの撮影地、階段がつながる部分です。

 

北口は、もともとの駅舎は完全に解体され、駅前広場を拡大する工事が行われています。

 

 

 

改札内に入りました。

 

改札上部にはLED発車標も設けられました。
ラインカラーの入ったサインも最新使用です。
通路の雰囲気は何となく新井口駅に似ています。

 

広島方面の1番のりばです。

 

完全に橋上駅舎の雰囲気が漂います。
以前の少し高低差のある通路があったころからは激変しました。
エレベーターは工事中でまだ使用することはできません。

 

2・3番のりば。

どちらののりばにもLED発車標が設置されています。
こののりばもエレベーターは未供用です。この階段の裏に整備されます。

大野浦駅は、休日に設定される快速「シティライナー」が停車するほか、それを補完する普通列車大野浦行きが設定されることもあり、緩急接続駅になっています。
2番のりばはほとんど折り返しで広島駅に戻る列車が停車します。

 

最後に、ホームの外側の工事ヤードで見つけたもの。

曲線を描く板が固定されています。
大野浦駅は背後の山並みのスカイラインをイメージし、自由通路の階段の上屋が滑らかなアーチを描くような構造になる予定になっています。
これはその部材の一部か、施工確認用のモックアップではないかと思われます。

自由通路の階段が姿を見せるのはこれからです。
仕上がりを楽しみにしたいですね。

今年度、2017年度中にも駅前広場の完成と合わせて供用を開始する予定です。

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