広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、
2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム)の3社グループが取得しました。
エネコムの「EneWings 広島データセンター」は2016年12月に開業し、
現在は2018年3月の竣工を目指す広島テレビの新本社ビル、
2019年3月の竣工を目指す大和ハウスのオフィス・ホテル・商業の複合棟(地上20階、約91m)が建設中です。
【CBRE】:広島二葉の里プロジェクト_物件概要
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など
広島テレビ新本社ビルには、700平方メートルの無柱空間を2フロア備えた「広島コンベンションホール」が18年6月に開業する予定です。
【公式】:広島コンベンションホール | 学術会議・株主総会・講演会・展示会・イベント・パーティほか
前回の状況です。
広島駅北口の中央ペデストリアンデッキ付近からの眺め。
前回の更新からまるまる1ヶ月以上空いています。この時期は特に時間が経つのが早いですね。
広島テレビ新本社ビルは、その11月更新時から現在に至る間に、足場とシートのほとんどが撤去され、低層部に入る「広島コンベンションホール」を含め全体の外観が見えるようになりました。
タワークレーンも解体されましたね。
ガラス張りの外観がかなり存在感を放っており、街並みが一気に洗練された印象になりました。
低層部「広島コンベンションホール」を中心に。
「広島コンベンションホール」は、2階と3階に700平方メートルの無柱空間を誇る多目的ホールや会議室を備える広島駅周辺では大規模なコンベンション施設です。
1階も広いエントランスホールの他、広島テレビ専用のホールも備えます。
歩道に面する歩道の一部のカーテンウォールが姿を表してきました。
かなり開放感がありそうですね。
広島テレビ新本社ビル全体を地上正面から。
先程のような斜めの角度からは縦方向のルーバーが目立ちますが、正面だと本当にガラス張りの印象が強いです。
広島のテレビ局ではもちろんナンバーワンの美しさですね。
これまで気に留めなかったのですが、低層のコンベンション部分と、4階以上の広テレオフィス部分のファサードは、
2枚目の画像の通り微妙に角度がズレており平行ではないのですね。
このテラス状になっている飛び出たところに照明でも設置して、4階から上のビルのライトアップなんかしてみたら、
ルーバーに反射して広島駅側からメチャクチャ綺麗になるのではないかと。
完成して本社機能が移転した暁に、広島テレビ放送様に是非お願いしたいです。
続いては広島テレビ新本社の西側に同時に建設が進む、
大和ハウス工業の「広島二葉の里プロジェクト」の状況。
西側から全体です。
1か月前に比べ躯体のボリュームがかなり増しました。
こうして見ると、低層のオフィス部分はかなり大きいですね。
オフィス部分のワンフロアの面積は、広島市最大となる658坪を誇ります。
西側、イズミ本社の前から。
11階まで鉄骨は組みあがってます。
12階より上は、ダイワロイネットホテルになりますが、その境目で柱のスパンが切り替わっているのが分かります。
5街区北側の「広島県医師会」前から。
少し前まで更地でコインパークだった場所です。重厚感が出てきましたね。
広テレは外観がほぼ完成しました。右手の大和ハウス複合ビルは、地区の中では最高層の地上20階、高さ約91m。ますます厚みが増しそうです。
また、2枚目の画像でなんとなく想像できるようになってきましたが、
東側の広テレ(奥)・エネコム(左)と、西側の大和ハウス複合棟に挟まれた南北の空間は、
「二葉の里通り」と名付けられ、各種イベント開催などができる憩いの空間になります。
平面図を見るとこの「二葉の里通り」に面して、複合棟1階に店舗が複数入るようです。
広島テレビ新本社ビルは2018年3月の完成予定、
大和ハウス複合ビル(二葉の里プロジェクト)は2019年3月の完成予定です。