広電本社前電停リニューアル工事 2018.01(vol.2) 目を引く大型上屋あらわに!

広島電鉄は、2018年3月末の完了を目指し、路面電車「広電本社前」電停の大幅リニューアルを進めています。
電車が2編成同時に停車できるよう長さを48mに延ばすほか、
終端駅以外ではこれまでに例のない3mの電停幅を確保し、広電の電停としては初めて待合室も設けられる予定です。

将来的には路線バスも乗り入れ、同じ電停で発着・乗り換えできる仕組みも検討される先駆的な電停になります。

前回の状況です。

広島電鉄が、路面電車の「広電本社前」電停を大幅にリニューアルする計画があることが分かりました。 電車が2編成同時に停車できるよう長さを48mに延ばすほか、 電停の幅についても、

広電本社ビルをバックに、現在の電停の様子を北側(紙屋町側)から。

 

新電停は現在の電停を南側の交差点まで延長し、既存部分と合わせて一体的にリニューアルされます。
既存部分の向こうに、延長される新しい電停の上屋が姿を表していますが、
噂に聞いていた通り、ここから見てもかなりの大きさの違いが…。

 

既存電停付近から。

 

おおおお!

実際に目にすると上屋の高さに驚かされます。ガラスや木目調の化粧パネルも取り付けられ、
この一部分だけですが、かなり完成に近い姿になっています。

 

自分で撮影した画像を見返していますが、この外観単体だと大きさが伝わりにくいです。
入線している電車と合わせて。

 

2枚目の画像の既存部分と比べていただくと分かりやすいですが、一般的な電停の上屋は概ね車両の天井と同じくらいの高さなのに対し、
リニューアル電停は架線とほぼ同じ高さになっています。

道の真ん中に建っているのが不思議に思えるほど大きいですよ(笑)

 

電停とは思えない見た目です。

囲まれ感のある電停ですが、格子状に窓ガラスがはめ込まれていますし、高い天井のおかげで閉塞感は全くありません。

 

工事は既存電停を南側に延長する部分を構築中。
その既存電停から眺めてみました。

 

やはり幅員が3mあるとメチャクチャ広いです。宮島線の駅と同じくらいあると思います。
壁面にはスポットタイプの照明に、LED式の電車接近案内装置を吊り下げるための鉄骨も確認できます。

 

広電初となる電停の待合室です。

 

さすがに待合室がある部分の幅員は狭くなりますが、未リニューアル電停である既存のものと比べれば相当ゆとりがあります。

 

既存電停に出入りする横断歩道を挟んで延長される電停の工事が行われていますが、
1月20日(土)に横断歩道の切り替えが行われるようです。

 

 

横断歩道は交差点側に移設されます。歩道側の準備も進んでいるようです。

横断歩道がこちらになるということは、必然的にこの日(1月20日(土))から延長部分が暫定的に使用開始になるということでしょう。
逆に既存部分は閉鎖されて本格的なリニューアルに入ると思われます。

 

まだ半分程度の長さでこれだけ目立つのですから、全て完成すれば街のシンボルになるような結節点になるのではないでしょうか。非常に楽しみです。

「広電本社前」電停全体のリニューアル完了は2018年3月の予定です。

 

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