広島電鉄は、2018年3月末の完了を目指し、路面電車「広電本社前」電停の大幅リニューアルを進めています。
電車が2編成同時に停車できるよう長さを48mに延ばすほか、
終端駅以外ではこれまでに例のない3mの電停幅を確保し、広電の電停としては初めて待合室も設けられる予定です。
将来的には路線バスも乗り入れ、同じ電停で発着・乗り換えできる仕組みも検討される先駆的な電停になります。
前回の状況です。
1月20日(土)より、横断歩道が本設の位置に変更され、先行して作られていた新しい電停の部分供用が始まりました!
その様子を見てきたので紹介します。
まずは外観です!交差点のすぐ側に移設された新しい横断歩道と合わせて。
これまでに全く見られなかった光景です。
前回の記事にも書きましたが、写真ではあまり大きさが伝わりません(笑)
廃止された横断歩道と、旧電停をあわせて。
既存の電停の上屋はすでに切り取られ、解体に着手していました。
のりばに移動してみます!
終点を除く市内線の電停で、初めて3m幅を確保した電停。当たり前ですがこれは広い!
下りホームの待合室はまだ使用できませんでした。(上りホームはこれから作る旧電停部分に予定)
電車が入ってきました。1000形「グリーンムーバーLEX」です。
電車を待つ人の大きさと比べると、この電停の広さが想像していただけるかと思います。
工事部分との境目を見ても、既存電停との差は歴然です。
宮島線の駅の広さに非常に近いです。1m広い(紙屋町などのリニューアル済み電停比較)だけで電車が発着する時の安心感がまるで違います。
電停内の目につくものなど。
ベンチは、これまでの他の電停は緑でしたが、ここはブラウンのクッションが使われています。
格子状に設けられている窓が沿線の景色を切り取ります。
既存電停の様子です。
前回までとは真逆のアングルで、新しい方から元の方を眺めています。
横断歩道だった部分は足場で電停と同じ高さまで嵩上げされ、乗降に利用されています。
新しい3mの部分を見た後に、元の方を見ると「よくこんなところで乗り降りしていたな」と思うほど。
前回のコメントで複数いただいた、江波線や宇品線などにまだ多く残る、未リニューアル電停のバリアフリー化は急ぐ必要があると思います。
「広電本社前」電停全体のリニューアル完了は2018年3月の予定です。