広島銀行本店 建て替えプロジェクト 2020.06(Vol.18) トランヴェール上回る高さに

広島銀行は、築50年が経過し老朽化した本店ビルの建て替え工事を進めています。
新本店ビルは紙屋町の現在地での建て替えとなり、地上19階・地下1階、高さ約95m、延約4万8,000平方メートルを誇る、巨大な免震構造のビルを計画しています。

国土交通省が定める、業務・商業を中心とした都市機能の強化を目的とした「民間都市再生事業計画」に認定され、金融・税制の支援措置が適用される事になっています。
(本来1ha以上の大規模開発に対し認定するもの。近接特例を活用し、比較的小規模であっても優良な民間都市開発事業を認定した全国初の案件。)

建物四方に配した風の塔により自然換気効果を高めた「エコボイド」といった環境技術も採用。
2021年1月の竣工予定です。

建設期間は南区西蟹屋町の「旧ひろしまMALL」跡に、本店機能を移して営業を続けています。

【広島銀行】:新本店ビルの建設について


完成イメージ
(上記プレスリリース資料より)

【国土交通省】:民間都市再生事業計画(広島銀行新本店建替えプロジェクト)を認定

【広島銀行 新本店ビル】
高さ94.94m、地上19階・地下1階建て
構造:鉄骨造、免震構造
敷地面積:4,452.71平方メートル
建築面積:3,285.00平方メートル
延床面積:47,890.00平方メートル
着工予定:2019年1月1日
完了予定:2021年1月31日

前回の状況です。

新型コロナウイルスの新規感染者数はひとまず落ち着きを見せるようになりました。 緊急事態宣言の解除、及び休日を含む外出自粛要請の解除に伴い、 当ブログでは三密を避け、「新しい生活

比較的最近訪れていますが、鉄骨造の高層ビルは成長が早いので、少し更新ペースも早めています。

 

 

紙屋町交差点に面するそごう広島店の前から。

紙屋町ってこんな景色でしたっけ??
と私でさえ戸惑うほど、高さ、ガラスカーテンウォールユニットの取付面積が増しています!
これ、完成すれば隣のトランヴェールビルディングと一体感が出て、巨大なオフィスビル群を形成しそうですね。

 

少し離れるとこのように見えます。

完全に、トランヴェールの高さを超えました。
広島市中区紙屋町内での最高峰を塗り替えましたね。

 

ここだけでなく、すでに広島市内の色々な場所から見えるようになってきたようです。
これは、東に1km以上離れた、南区稲荷町交差点から撮影したもの。

相生通りで一本ですが、紙屋町の位置関係というか、改めて「こう見えるのか」と不思議な感覚になりました。
平和公園や西区の竜王公園からも見えるようになっているとのことなので、また行ってみます。

 

 

紙屋町に戻り、今度は鯉城通りから。

胴回りがやはり太いです。
ガラスの外装がかなり見えるようになったので、特にそう感じます。

 

本通電停付近から。

 

いよいよ手前の既存の上部から見えるほどの高さになってきました。
こうしてみると奥行きもかなりあることが分かります。

 

その奥行を確認すべく、反対側、東側の路地に移動しました。

 

これだけの大きさのものが目の前に立つと、かなりの密度を感じます。これぞ都心。

 

南側に新設される自走式の駐車場棟も一気に鉄骨建方が進みました。

 

ビル本体と一体化しつつありますね。

巨大なビルを目の当たりにすると、これだけの容積を本当に広島銀行が使うんだろうかと疑問が…。
銀行法の壁もあるようですが、その可能性については注目していきたいです。

 

最後はいつも撮ってるお気に入りの角度で。
ビル内には休日でも賑わいを維持するため、カフェなども設けられると報じられています。

 

広島銀行本店ビルは、2021年1月末の竣工予定、2021年春の開業予定です。

 

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