新型コロナウイルスの新規感染者数はひとまず落ち着きを見せるようになりました。
緊急事態宣言の解除、及び休日を含む外出自粛要請の解除に伴い、
当ブログでは三密を避け、「新しい生活様式」に沿った最小限の取材を再開します。
広島経済の中心、中区紙屋町で損保ジャパン日本興亜が自社ビルの建て替え工事を行っています。
旧ビルを解体して新築されるビルは「損保ジャパン日本興亜広島紙屋町ビル」。
2020年4月の竣工を目指し、高さ54.24m、地上13階・地下1階、延約1万3,000平方メートルのオフィスビルが建設される予定です。
【首相官邸 地方創生推進事務局】:都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域の一覧
広島紙屋町・八丁堀地域(地域のプロフィール PDF形式)
前回の状況です。
場所はこちら。
今回からそれぞれのプロジェクトの位置が分かるマップを挿入することにしました。
コメントでアドバイスいただいたものです。ありがとうございます。
紙屋町交差点から、相生通りを通り近づいていきます。
【損保ジャパン日本興亜 広島紙屋町ビル 新築工事】
高さ:54.24m、地上13階・地下1階
用途:事務所、飲食店舗
構造:鉄骨造、一部地下鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積:1,238.77平方メートル
建築面積:988.79平方メートル
延床面積:13,029.90平方メートル
着工:2017年11月17日
完了予定:2020年4月30日
建築主:損保ジャパン日本興亜株式会社
設計者:株式会社三菱地所設計
施工者:損保ジャパン日本興亜広島紙屋町ビル新築工事共同企業体
外観はすっかり完成した姿になっていますね。
4月末完成の予定です。今のところ、一般向けに完成したというリリースはありませんが、完成ということでいいんでしょうか。
コロナ渦で若干影響を受けている可能性も無きにしもあらずです。
細部を見ていきます。
撮影したのは5月の最終日5月31日で、この時にはまだ外壁上部のビル銘板はカバーがかけられた状態でしたが、
その後、Twitter内の報告により外されたことが確認されました。
さらに、1階角の店舗部分にはコンビニの「ローソン」が入る事も分かりました。
「LAWSON」の看板を確認されたとのことですが、
なかなかコンビニらしからぬ内装をしています。
オフィス街らしく、ちょっと質の高いイートインスペースになりそうですね。
ビルの北西側にオフィスのメインエントランスが位置しています。
建築主は損保ジャパン日本興亜ですが、オフィス部分を手掛けるのは三菱地所です。
質感は高そうです。
先ほどとは真反対の南東側に移動しました。
仮囲い等が無くなり非常にスッキリしましたね。
建ぺい率が非常に高く、本当に歩道のギリギリまで建物ですが、
植栽を設けていることと、路面店舗部分はガラス張りとして圧迫感を緩和しています。
この東側にはコンビニとはまた別の店舗が入るのかな…?
南面です。
タワーパーキングの入口、搬入口がまとめられています。
タワーパーキングはビル本体に内包される形で設けられているため、雨に濡れずに出し入れできますし見た目にもスッキリしていて好感が持てます。
2020年4月の予定工期が過ぎた「損保ジャパン日本興亜 広島紙屋町ビル」。
プレスリリースや店舗の開業状況が出た時にまたご紹介します。
オフィステナントの埋まり具合も気になるところですね。
近年の大型案件(スタートラム広島、新広島ビルディング等)の状況を見ていると、
ここも満室に近い状態ではないかと思われますが、
昨今のコロナショックによる影響があるのかどうか…。