全線開通した東広島バイパス <海田地区> 2025.01(Vol.10)

国土交通省中国地方整備局が整備する、国道2号「東広島バイパス」(正式名称:東広島・安芸バイパス)が、
2023年3月19日に全線開通しました。

広島市と東広島市を結ぶ本路線は、2014年の瀬野西IC~中野IC間の開通後、
広島市側の約1.6kmと東広島市側の約8.4kmで整備工事が続けられていました。

広島市側となる海田東IC~海田西IC間では、4車線の「海田高架橋」を整備し
広島市中心部方面(国道2号 新広島バイパス)へ直接つながるバイパスが完成しました。

 

前回の状況です。

国土交通省中国地方整備局が整備する、国道2号「東広島・安芸バイパス」が、本日2023年3月19日(日)の17:30に全線開通します。(開通後は「東広島バイパス」に呼称を統一)

 

 

事業の概要

【広島国道事務所】:東広島・安芸バイパス

(広島国道事務所『【全線開通】パンフレットデータ(PDF)(51MB)』(https://www.cgr.mlit.go.jp/hirokoku/east_aki/pdf/higashiakibppanfu2024.pdf)より)

 

海田地区の車載動画

車載動画を公開しました!

約1.6kmの『海田高架橋』

海田町、海田西ICがへのランプウェイが接続する日の出町交差点です。

 

東広島市方面をみています。

 

かつては広い中央分離帯がある広い平面の道路でしたが、4車線の高架橋が貫く街並みに。

 

 

 

将来はジャンクション ハーフ構造の海田西IC

先程まで背にしていた、広島市方面を振り返ります。

 

合流部のため非常に幅の広い構造の立体交差が非常に印象的です。

 

ハーフランプ構造の海田西ICを。

 

現時点で本線となる東広島バイパスの高架橋とランプウェイが、右奥の広島市中心部方面に向けてカーブしていきます。
ここは現在建設中の「広島南道路」延伸部が繋がるポイントです。
将来、東広島バイパスからは本線として直進し、海田大橋を含む広島南道路に通行できるようになります。
東広島バイパスから、広島市中心部方面(23年開通)と広島南道路が分岐するジャンクションとなる予定です。

 

本線の広島南道路の下をくぐるため、高さを低くしてカーブする高架橋が美しいです。

 

夕日に照らされる有機的な構造物に心を奪われました。

 

高架橋北側から。

延伸される広島南道路が繋がる中央部分が大きく開けています。
ここからさらに変化していく様子が楽しみですね。

バイパスの本来の役割は、混雑する市街地部から通過交通を排除すること。
この海田大橋の整備もミッシングリンクの解消という大きな意味をもつものですが、広島の都心部の交通を別線に転換させ渋滞緩和を図るという意味において重要なのは広島南道路です。

近日中に、この先の南道路の状況もレポートする予定です。

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