住友不動産と大和ハウス工業は、広島駅北口の二葉の里地区でそれぞれ複合ビルを建設します。
先行する大和ハウス工業は、(仮称)二葉の里3丁目新築工事として、
イズミ本社ビルの西側に地上10階の複合オフィスビルを2024年1月に着工しました。
「d_ll HIROSHIMA(ディール広島)」と名付けられており、既にオフィステナントの募集が始まっています。
1階は複数の医療テナントや、庇のあるテラス付きテナントとなることが明らかになっています。
2026年1月の完成予定です。
前回の状況です。
事業概要
【株式会社SINCERELY】:(仮)「二葉の里プロジェクト」のご紹介 | 2026年1月グランドオープン予定「ディール広島」(旧イケア予定地)1階医療スペース医院開業を募集しています!
立体的な庇を持つファサード
広島駅北口、二葉通りを西へ。
イズミ本社ビル付近から。
前回8月は外観が見え始めていた状態でしたが、建物を覆う足場類はほとんど外され外観が完全に見えるようになりました。
竣工は当初2025年11月の予定でしたが、下記の不動産大手「CBRE」のサイトによると2026年1月に改められています。
【CBRE】:d_ll HIROSHIMA
外観など。
内装等の最終仕上げ段階でしょうから、外観は仕上がっていますね。
ビルのロゴマークも設置されていました。
南西側から。
高さはそこそこですが、床面積が広く重厚感があります。
メンテナンスのかからなさそうな庇もあり、良くも悪くも国の出先機関と言われても違和感がありません。
プロムナードに面した庇付きの店舗
敷地の南東の角、二葉通りに面した場所に設けられる店舗です。
非常に特徴的な形状の庇、開放的なガラスの店舗空間は離れていてもよく目立ちます。
店舗の上にはアウトドアテラスが設けられ、オフィス利用者がリフレッシュに利用できるようになる予定です。
近くから見てみました。
非常に開放的で内部もかなり広さがあります。
柱も化粧コンクリートで整えられているのが印象的です。
ここイズミ本社ビルに挟まれた部分は、北側に建設される住友不動産の複合ビルへのアクセスも兼ねるプロムナードとなります。
イメージパース
(広島市:都市計画(地区計画)の原案の縦覧について『参考図(施設建築物計画図1) [PDFファイル/5.39MB]』より)
人の動線が大きく変わるであろう場所にあたる店舗となります。
屋外へのテラス席の設置も想定しています。
豊かな植栽が囲むエントランス付近ほか外構
二葉通りが面する南面です。
医療テナントなどが入る1階部分。外構部分には植栽が設けられました。
ビルのロゴマークなどが設けられたエントランス付近。
数カ所ベンチが設けられています。よく見るとこれプレキャストのU字溝ですかね?
涙ぐましいコストカット。使い勝手はどうなのでしょうか…?
建物南西の角です。
歩行者が気軽に立ち寄れる「街角広場」というスペースが設けられています。
北側バックエリア 400台収容の駐車場など
北側に回り込みます。
こちら側も建物自体の外観は完成しており、駐車場や荷捌きスペースなど外構部の最終工事が進められていました。
4層5段、約400台を収容できる自走式駐車場です。
サブエントランスも確認できました。
南側(二葉通り側)から見る駐車場です。
駐車場の壁面も、建物と同じ意匠が施されているようですね。
完成間近です。今回のレポートは以上です。
大和ハウス工業が進めるオフィス・商業の複合ビル「d_ll HIROSHIMA」は、2026年1月の完成予定です。
2026年、最初に完成する大型プロジェクトとなりますね。






















