驚きました。
広島電鉄は路面電車の白島線を除くすべての路線で、運賃を20~30円値上げすることを検討していることがわかりました。
(訂正:値上げは全路線対象のようです。白島線は120~130円になります)
老朽化した車両の超低床車両への置き換えを進める考えです。
中国新聞:広電が路面電車値上げ検討
広島電鉄(広島市中区)が来年に、路面電車の運賃の値上げを検討していることが23日、分かった。市内路線は150円から20~30円上げる方向。老朽車両の更新費用に充てる。実施されれば16年ぶりとなる。
広島、廿日市市などの全8路線でそれぞれ20~30円アップ。白島線を除く市中心部は、現行の150円を170~180円とする方針でいる。中国運輸局に来年申請し、審議会への諮問などを経て同年の実施を目指す。
運賃は、1997年に市内路線で130円を150円に上げて以来、据え置いてきた。値上げにより、2027年までに40編成を超低床車両に更新したい考えで、電停のバリアフリー化も進める。
同社の車両124編成のうち48編成が、製造から45年以上経過。更新は1編成2億~3億円かかり、現行運賃では難しいという。
越智秀信社長は「安全な運行を確保し、より便利なサービスを提供するため、利用者に理解を求めていきたい」としている。
(2012/08/24 中国新聞朝刊より)
15年前の値上げの時どう思ったかは忘れてしまいましたが、この最大30円の値上げは衝撃があるニュースですね。。
仮に広島駅から紙屋町に行くのに180円になったとすれば、ますますバスにお客を取られてしまうような気がするのですが大丈夫なのでしょうか。。
(広島バスは150円で市電より早く着きます)
もちろん宮島線等、広電の路線はそこだけではないですが。
しかしつい3ヶ月ほど前は「今後10年で10編成程度」とされてきた新車投入ですが、
今回の報道によると今後15年で40編成が超低床車両に更新されることになり、こちらにも驚きです。
グリーンムーバーのような5連接超大車ではなく、市内線専用の3連接車がメインになるのでしょうね。
私達のような街づくりに興味があったり電車が好きな人にとっては、渋々ながら「仕方ないか」と納得してしまいそうな話ですが、
一般の方達から不満の声が出てくるのは必須でしょうね。
広島電鉄はこれから事情の説明を丁寧にやっていく必要がありそうです。
広島電鉄といえば、現在技術的な検討に入っている駅前大橋線の駅乗り入れですが、
広電は地下化するための余分な予算を値上げでまかなおうとか、まさかそんな考えは無いですよね(笑)
しかしタイミングがタイミングなんですよね…
結果次第ではそういう憶測を読んでしまうのもやむを得ないような気も・・・
ただの妄想で終わることを信じたいです。