Bブロックは中四国で最も高い52階建てタワーマンションや商業施設などを含む、広島駅前の大規模再開発事業の一つです。
10階建ての東棟は既存のパチンコ店を残した大部分をまず建設し、
完成した建物に移転させた後、残りの部分を建設する2段階施工が取られています。(→2段階施工概要)
全体の竣工は2016年6月の予定です。
【住友不動産】:シティタワー広島|52階建て最高層免震タワー
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Bブロック地区市街地再開発事業
前回の状況です。
広島駅南口Bブロック再開発工事 2015.01(Vol.26) 西棟8階まで到達
まずは東棟の様子です。Cブロック側から撮影した画像を。
着工後も営業を続けていたパチンコのナショナル会館が、本設である東棟へ移転するため今月8日に閉店しました。
旧店舗はすでに解体が始まっており、歩道の頭上にあった大きなテントの庇は無くなっていました。
建設現場の中に古びた建物が取り残されていましたが、ようやくスッキリしますね。
先日京橋町にアパホテル着工の記事が中国新聞にありましたが、
その中には駅前再開発のことにも触れられており、Bブロック内で最初のオープン(3月5日)となるこのパチンコ店の完成式が18日に行われていたそうです。
東棟の東側です。
建物はほとんど完成していました。車両入り口のようなものが見えますが、内側にはバイクと自転車の空き状況を示す電光掲示板が見えました。
駐輪場の精算機にもバーが付くのでしょうか。
着工前には無かった広い歩道が設けられた他、車道の再舗装も行われ本当に綺麗になりました。
街灯には「猿猴橋通り」と書かれた銘板が取り付けられています。(奥に見える橋が猿猴橋です。)
かつての山陽道(西国街道)で参勤交代にも使われた歴史ある通りです。
南側もこのとおりです。
駐車場への入り口が見えます。
続いて広島一の高さに成長を続ける西棟の状況です。
9階付近まで到達し東棟とほぼ同じ高さになりました。
建物の北側となる駅ビルと、駅前広場から撮影した画像を。
低層部分に取り巻く鉄骨構造は今見えている7階までです。
いよいよ52階まで伸びる“タワー本体”のシルエットが見えてきました。やはりかなり大きいです。
エールエールA館の屋上から。
東棟の姿がほとんど見えなくなっています。プレキャスト(PCa)のコンクリートによって「組み立てられていく」ので比較的スピーディーに高くなっていきます。
クレーンは次から次へとPCのスラブを地上から運び上げていました。
そのクレーンですが、やはり鉄骨の拡張部分がないタワー部分ではマストが見えるようになりましたね。
現時点で高さは40mといったところでしょうか。駅前における存在感も増してきました。
全体の完成は2016年6月の予定です。
【Flickr】:2015/02 広島駅南口Bブロック市街地再開発事業