国土交通省中国地方整備局は2014年度の予算配分を発表しました。
全体の予算額は2013年度とほぼ同じ規模の約4622億円が計上されます。
これにより現在整備中で部分開通している尾道松江線と、 東広島・呉道路が来年春にも全通する見通しとなりました。
【中国新聞】:尾道松江線 東広島呉道路 来春にも全線開通
(2014年3月29日付 中国新聞朝刊紙面より)
【国土交通省 中国地方整備局】:【記者発表】平成26年度中国地方整備局関係予算概要(PDF、約28MB)
(上記資料に一部訂正があるようです。)
非常に大きなファイルですので
広島に関わりの深い事業を幾つかピックアップしてみます。
まずは冒頭で触れたこちらから。
○尾道松江線(51億5000万円)
世羅IC~吉舎IC間(20.4km)の舗装・設備工事を推進し、2014年度末(2015年3月末)に全線開通の予定。
○東広島・呉道路(65億2000万円)
黒瀬IC~馬木IC間(8.8km)の橋梁工事・舗装工事を推進し、同じく2014年度末に全線開通を予定します。
どちらも計画通り順調に進んでいるようです。
呉市では中心部と阿賀地区を結ぶ国道185号休山トンネルの4車線化にも14年度着手するとのことですから、
そちらの完成は数年後になるとしても、より広域的な都市間をスムーズに連携できる環境がようやく整ってくるのかという期待感があります。
それからもう一つ、こちら。
○安芸バイパス・東広島バイパス(23億1000万円)
東広島バイパスは先日の3月29日、瀬野西~中野間が延伸開通し瀬野地区から海田地区までが繋がりました。
東広島BP(瀬野西~中野)が延伸開通!早速通ってきました。
東広島バイパスの東側から西条バイパスまでを繋ぐ安芸バイパス。まだ全線未開通区間ですが引き続き建設工事が行われます。
そして今回、海田地区の工事に着手すると明記されました。
上の車載動画では2分8秒から3分頃までの地上を走る区間ですね。
現在の終点である海田東ICと新広島バイパスの終点までを高架橋で結ぶ計画です。
より大きな地図で 東広島バイパス海田地区 を表示
昨年7月に若林市議のホームページで、この高架事業の早期事業化が国や県で検討されていると明かされていましたが東広島バイパスの延伸開通から間が開くことなく事業化されるようです!
設計もこれから行うのなら開通は2017~2018年頃でしょうか。
日の出町から海田大橋に至る広島南道路の高架事業も、広島県や市の方で早期着手に期待をしたいところです。